FC2ブログ

読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
2020 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312020 09

【洋画:ギャング映画】 俺たちに明日はない

【評価】★★★★☆

bonycrid.jpg
1967年/アメリカ
監督:アーサー・ペン
主演:フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン


以前、現代のボニー&クライドと銘打った作品「ニューヨーク・ギャングスター」を見たら、超ヘボ映画だったので、それだったら、本物のボニー&クライドの映画を見たろうじゃないかということでレンタル。

【ストーリー】
===================

1930年代、不況下のアメリカ。
ボニーとクライドは偶然知り合い、退屈な毎日を吹き飛ばすため、銀行強盗を行う。
思いのほか上手くいった二人は、次々と銀行強盗を繰り返す。
クライドの兄夫婦も仲間に加わるが、襲撃の時に警官を何名も射殺したため、引くに引けな状況に陥る。
警官隊に追われる立場となり、兄夫婦は射殺、逮捕される。
仲間となった前科者の実家を頼って逃げるが、そこで密告をされ、ボニーとクライドは、警官隊の待ち伏せにあい、ハチの巣にされて、その生涯を閉じるのだった(完)。

===================



【疾走感のある作品】


昔の作品なので、演出や表現にあまり技巧が凝らされていない印象ですが、それがスピディーな感じがして、思った以上に疾走感のある作品でした。

内容は、1930年代、アメリカに実在した銀行強盗団ボニー&クライドを描いた作品。

映画冒頭から、いきなり、ボニーとクライドが出会ったかと思ったら、「毎日が退屈だから、面白いことしようぜ」という感覚で、いきなり銀行強盗をおっぱじめる展開は、最近の映画ではなかなか見ない、単刀直入な展開です。

こういう展開が、今見ると、非常に新鮮。



【チームの難しさ】


銀行強盗をして、追いかけてきた銀行員は射殺、自分たちを遮る警官隊も射殺と、普通に考えると、かなりひどいことをしていますが、基本的にボニーとクライドの立場で描かれ、全体的に軽妙な雰囲気を漂わせているため、残忍な行為に気が滅入ってくるなんてこともなく、楽しんで(という表現も変ですが)見ることができます。

銀行強盗を繰り返すうちに、クライドの兄夫婦や前科者が仲間に加わり、さらに、荒らしまわりぶりが派手なため有名にあり、警察隊に追われる立場になります。

仲間となった面々が、有能というわけでもなく、逆に足を引っ張りかねない存在で、チームや仲間意識にかけ、メンバー内で対立や亀裂が走るという展開も、なかなか現実的というか、チームを作ることの難しさを実感させます。



【兄夫婦の射殺、逮捕】


銀行強盗で荒らしまわり、有名になればなるほど、警官隊の追及は厳しくなり、まさに、映画のタイトル「俺たちに明日はない」という状況に追い込まれ、それが、ますますメンバー内の亀裂を大きくすることになるわけです。

結局、メンバー内の対立や不協和音が原因で、警官隊に居場所を突き止められ、兄夫婦は射殺、逮捕されることに。

破局の予兆という感じがする一方、不協和音の原因であった兄夫婦がいなくなったことで、先が開けたとも感じられるわけで、さてさて、どうなることやら。



【ボニー&クライドを支持する人々】


ボニーとクライドは、仲間に加わっていた前科者の実家に避難することに。
前科者の父は、いまや有名人であるボニーとクライドを表向きは歓迎するものの、本心では無法者として敵視しています。

映画の中では、ボニーとクライドを助ける人が多く登場し、結構びっくりしたのですが、それだけ、政府に対して反感を持ち、政府を敵に回すボニーとクライドを応援する気持ちが強かったということでしょうか。
犯罪者や無法者が支持を集める状況というのは、それだけ、政府に対する信頼がない裏返しなのかもしれません。



【アメリカらしい作品】


もちろん、ボニー&クライドを支持する人ばかりでなく、基本的には、彼らを無法者として恐れ、敵視する人も多くいるわけです。

ボニーとクライドは、そんな人により、警察に密告され、最後は、警官隊の待ち伏せ攻撃に会い、二人ともハチの巣になって最期を迎えます。

うーん、西部劇の世界だなぁ。
実際、ボニーとクライドの最後が、ここまで激しいものだったかは分かりませんが、アメリカが舞台だとリアリティがありまくりです。

もし、これが日本を舞台にしていたら、話も、全体的にジメジメした感じになりそうですし、ハチの巣にされて殺されてしまうなんていう結末は、すごく嘘っぽくなるだろうなぁ・・・。
そう考えると、この映画は、まさにアメリカらしい作品です。



【その他のレビューブログ】
「ヘイマーらに狙われたボニーとクライドは、ついに居場所を突き止められ、何百発もの銃弾を浴びて殺される。」と紹介したブログがありましたが、さすがに、何百発は盛り過ぎです 笑。 まぁ、こういう盛った表現、きらいじゃないです。

esu-kei_text
http://d.hatena.ne.jp/esu-kei/20111009/p1

わたしたちに明日はない
http://floweroflife.hatenablog.com/entry/2015/06/04/070000

勝手に映画批評
https://plaza.rakuten.co.jp/kurosaurs/diary/201212010000/

ハムイチの棲み家
http://ham-ichi.at.webry.info/201405/article_5.html

LOVE CINEMA 調布
http://sorette.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-8893.html

映画ベース
http://eigabase.puroya.jp/movie.php?ID=5857

アマゾン カスタマーレビュー
https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B003EVW5F0/ref=cm_cr_dp_see_all_summary?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews&showViewpoints=1&sortBy=helpful
スポンサーサイト



コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL


ページ最上部へ

プロフィール

kappa1973

Author:kappa1973
 
読んだ本と映画について、感想を書いていきたいと思います。
 
評価は5段階で・・・
★☆☆☆☆:焚書坑儒!
★★☆☆☆:時間の無駄
★★★☆☆:損はない
★★★★☆:良い作品!
★★★★★:殿堂入り!?

アクセス数
アクセスランキング
[ジャンル]: 映画
154位
[サブジャンル]: レビュー
79位
カレンダー