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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:SF】 モンスターズ -地球外生命体-

【評価】★★☆☆☆


monsters_movie2.jpg
2010年/イギリス
監督:ギャレス・エドワーズ
主演:ホイットニー・エイブル、スクート・マクネイリー


DVDの予告で、エイリアンに侵略された地球を、人類が決死の奪還をする・・・みたいな話だったと思い、なかなか面白そうではないかとレンタル。

【ストーリー】
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宇宙から、地球外生命体の種子を持ち帰ってしまったため、地球外生命体が繁殖し、汚染地域として封鎖されてしまったメキシコ。
地球外生命体が繁殖してはいるものの、メキシコには人々が変わらず多く住み続けている。
しかし、アメリカ軍とメキシコ軍は、地球外生命体を殲滅しようと、爆撃や軍隊による掃討作戦を続けているため、メキシコはさながら戦場のような様相を呈し、住民も巻き込まれ多くの犠牲が出ていた。
アメリカ人で富豪の娘サマンサは、仕事でメキシコにきたものの、地球外生命体が蹂躙するメキシコから脱出できなくなってしまっていた。
そこで、富豪の部下でカメラマンのコールダーが、サマンサのメキシコ脱出を助けるべく、サマンサとコールダーの二人による、メキシコ脱出行が開始される。
地球外生命体の蔓延る危険地帯をサマンサとコールダーの二人で旅するうちに、二人の間に心の交流が芽生え始めるが、サマンサには婚約者のいる身、コールダーはバツイチの独身と立場の違いから、踏み込んだ関係になれない。
ようやく、メキシコ国境線までたどり着き、アメリカ国内に入ることができた二人。
そこで、地球外生命体の神秘的な繁殖行動を目にする。
神秘的な情景により、二人の心のわだかまりが解け、素直な気持ちになり関係が深まる二人だったが、直後に、救助に来たアメリカ軍によって、二人は別々の地へと旅立つ。
しかし、救援に来たアメリカ軍と地球外生命体の間の戦闘に巻き込まれ、二人とも、消息不明となってしまう(完)。

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【エイリアン系映画には珍しいロード―ムービー作品】


地球を侵略してきた地球外生命体と人類の壮絶なバトルを描いたアクション作品かと思いきや、予想は外れ、アクション要素全くなしのロードムービー作品でした。

バツイチで、ダメンズ中年おやじと、心に寂しさを抱えるうら若き富豪令嬢の2人が、地球外生命体が跋扈する危険地帯メキシコを旅する(脱出を図る)という作品。
この地球外生命体、体長100m超えという、お前はゴジラか、と突っ込みたくなる超巨漢の上、ゴキブリ並に繁殖力が旺盛なものだから、それこそワサワサと存在すると言う設定。

しかし、映画では、地球外生命体の姿はほとんど現れず、エイリアン系映画としては、緊迫感が非常に低めに設定されており、主人公男女の心の機微を、地球外生命体が醸し出すそこはかとない危機感をダシに描くことが目的にされています。

製作予算130万円という低予算映画だそうで、低予算でエイリアン映画を描くにはどうすれば良いかと言うことを、よく考えて練られた設定のようです。



【微妙な二人の珍道中】


ロードムービーというのは、旅する主人公たちの心の機微を、旅で起こるささいな出来事を通じて描いていくというのが王道ですが、本作も、その王道に沿った内容となっています。

ただ、ささいな出来事が、地球外生命体絡み(しかも体長100m超)というのが、特殊過ぎますが。

本作で描かれるのは、ダメンズ中年おやじと富豪令嬢ですが、二人ともなかなか微妙な人たちです。
ダメンズ中年おやじは、富豪令嬢をなんとか口説こうとするのですが、「俺のホテルの部屋、エアコン壊れちゃってるから、今日は、一緒の部屋に泊めってもらっていい?」とか、絶対無理だろうという口説き方をしてます。
ホテルへの誘い方のベタな口上「もう少し、静かなところに行こうか」に相通ずる口説き文句(?)で、あぁ、ダメンズなんだなぁと思う反面、そういうセリフを恥じらいなく言える度胸が、ちょっとうらやましくもあったりして(笑)。

一方、富豪令嬢も、育ちが育ちな故か、結構、奔放なところがあって、山中、徒歩で移動中、ダメンズ中年オヤジに、「ちょっと待ってよ!どっかでオシッコしたいんだけど」と叫ぶシーンがあったりします。

まぁ、生理現象だから、緊急事態ってのは分かりますよ。
しかし、うら若き女性が中年オヤジに発すべき言葉ではないでござんす(笑)。

昔、職場の若い女性が、ひとり言(にしては大きな声で)、「あぁ、我慢できない。おしっこ行きたい!」と言ったのを聞いて、のけぞったことがありますが、女性のみなさん(特に若い方)、おしっことか、あまりはっきり言って欲しくないですな(苦笑)。



【アメリカのテロ政策の風刺】


そんなこんなで、危険地帯のメキシコを抜け、アメリカの国境地帯にたどり着くことができる二人。
メキシコを抜ける途中で、アメリカ政府による、地球外生命体の殲滅・封鎖作戦の様子なども描かれますが、これがまぁ、現在のトランプ政権を風刺しているかのような内容です。

この映画、2010年制作と、トランプ政権の成立のだいぶ前に作られていますので、トランプ政権を風刺しているわけではないにも関わらず、風刺しているかのように見えるのは、アメリカのマッチョな思想というのは、実はトランプ政権に限らずということなのかもしれません。

地球外生命体を汚染地域であるメキシコに封印するため、国境に巨大な壁を作っているなんていう話は、トランプ政権を彷彿とさせます。
映画では、地球外生命体を掃討するため、住民をも巻き込んだ無差別爆撃を行うといった内容だったので、どちらかというと、アメリカ政府が遂行していたテロ戦争を風刺した面があったのかもしれません。



【ラストは18禁お楽しみシーン?】


こんな感じで、アメリカのテロ政策などを風刺しているかななんて思える描写などもあったりしますが、全体的には、あまり危機感のないまったりムードで話が進んでいきます(なにせ、地球外生命体は、アメリカ軍の空爆によって怒りを刺激されて暴れているのであって、本来は、こちらが攻撃しなければ、向こうも攻撃してこない、なんて情報がでてきたりするくらいなので)。

そして、ラストで、メキシコとアメリカの国境に無事たどりつくことができます。

実は、あまりに物事が起こらな過ぎて、最後の最後でかなり眠くなってしまっていました。
ラストに、今まで正体を現さなかった地球外生命体(体長100m超)がようやく出現。

んー、敢えて、出現させなくても良かったかも。
姿は、木の根っこが巨大化したようなというか、タコのような触手がいっぱいの生物というか・・・まぁ、そんな感じ。

地球外生命体、こちらが攻撃をしかけなければ、向こうも攻撃をしかけてこないという情報のとおり、特に主人公達がピンチに陥るわけでもなく、ただ、なんとなくウロウロしている感じです。
そのため、眠さが最高潮に達し、はっと気づいたら、地球外生命体が立ち去る場面になっていました。

後で、ネットを調べたら、地球外生命体の交尾シーンが描かれていたらしいです。
あぁ、艶めかしい声とか出してくれてたら、眠気も吹っ飛び、交尾シーンにかぶりつきになったかもしれないのに(笑)。
うっかり、18禁(?)のもっともお楽しみとなるシーンを見逃してしまった!
(まだ、レンタルを返していないので、後で見返してみよう)。

まさか、ラストに、そんな衝撃・お楽しみ・18禁(?)シーンが出てくるとは思いもしませんでした(笑)。

とまぁ、こんな感じで、ロード―ムービー系が苦手な人には少々単調な作品ですが、ラストのラストでお楽しみシーンがあるので(笑)、がんばって、最後まで見るべし!



【その他のレビューブログ】
制作予算130万円の映画だそうです。
130万円の予算と聞くと、気宇壮大な(なにせ100m級のモンスターという設定)チャレンジをした作品なんだなと、思い返されます。

素人目線の映画感想ブログ
http://eigamove.blog.fc2.com/blog-entry-83.html

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