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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:SF】 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

【評価】★★★☆☆

guardians_galaxy.jpg
2014年/アメリカ
監督:ジェームズ・ガン
主演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ


映画「ギャラクシー街道」が公開されているのにちなんで、ギャラクシーつながりで・・・というのは冗談ですが、前々から少し気になっていた作品だったので、レンタル。

【ストーリー】
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主人公クイルは、幼いころ、宇宙海賊・傭兵団ラヴェジャーズに拉致され、それ以降、ラヴェジャーズの海賊として成長する。
クイルは、ラヴェジャーズから、オーブを探し出し、取引先に売り渡すという仕事を命じるが、オーブを入手後、ラヴェジャーズを裏切り、単独で取引先に大金でオーブを売り渡そうと画策する。
しかし、そのオーブは、テロ組織の指導者ヨンドゥも狙っており、ヨンドゥが派遣した暗殺者ガモーラ、ラヴェンジャーズがクイルに賭けた懸賞金を狙う賞金稼ぎなどが入り混じり、オーブの争奪戦が繰り広げられる。
しかし、争奪戦でノバ帝国の首都で大騒動を巻き起こしたことにより、3者ともノバ帝国に捕えられ監獄送りになってしまう。
監獄の中で、クイル、ガモーラ、賞金稼ぎらは意気投合するようになり、協力して脱獄をする。
その後、このオーブには強大な力が秘められており、テロ組織指導者ヨンドゥは、オーブの力を使ってノバ帝国の惑星を消滅させようと目論んでいることがわかり、クイルたちはヨンドゥの目論見を阻止するため、敢然と立ち上がる。
しかし、オーブをヨンドゥに奪われてしまい、ヨンドゥは、オーブを持ってノバ帝国の惑星にテロ組織の艦隊を発進させる。
クイルは、そのことをノバ帝国に伝え、更に、傭兵団ラヴェンジャーズの協力も得て、クイルの海賊船、ノバ帝国の艦隊、ラヴェンジャーズの艦隊が、ヨンドゥの艦隊に立ち向かう。
ヨンドゥは、オーブの力を使ってノバ帝国の艦隊などを撃破し、ノバ帝国の惑星に降り立って惑星を消滅させようとするが、間一髪で、クイルが立ちはだかり、ヨンドゥは逆に、オーブの力で消滅してしまう。
その後、オーブをノバ帝国に渡し、厳重に保管するように依頼すると、クイルたちは、新たな冒険に旅立っていくのだった(完)。

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ストーリーを一言で表すと、強大な力を持つオーブを主人公と悪の帝国が争奪する話。
非常にオーソドックスなストーリーをベースにしているので、非常に単純明快で分かりやすいですが、あまりに単純過ぎて物足りないと思うのか、それとも、その分かり易さゆえの爽快さを感じるのは人それぞれと思われる作品。

私個人としては、ちょっと物足りなさを感じるところがありました。

主人公は、宇宙海賊ラヴェジャーズの一員であるクイル。
ただし、クイルは子供の頃に、この海賊団に拉致されて仲間に無理矢理入れられたという過去があるため、海賊団に忠誠を誓ってはおらず、折りを見て裏切ろうと考えています。

そして、高額に取引される謎のオーブを手に入れたことから、これを海賊団から奪い、大金を手にしようとクイルが画策することから、ストーリーが展開していきます。

実は、このオーブ、強大な力を秘めていて、星を丸ごと一つ消滅させられるくらいの強大なエネルギーを持っているのでした。
そして、その力を使ってノバ帝国を消滅させようと目論むテロ活動家ヨンドゥが、オーブをクイルから奪おうとする-オーブを巡る争奪戦が本作の主軸のストーリーとなります。

クイルは、海賊というアウトローですが、そこに暗殺者ガモーラ(緑色の顔をした宇宙人)、アライグマの姿をした懸賞稼ぎと巨大植物である護衛が仲間に加わり、ヨンドゥと対峙することになります。
構図は、テロ組織に狙われる国家と市民、そしてそれを守るのがアウトロー集団であるわけです。

漫画「ワンピース」なんかも、アウトローの主人公が善良な市民を守るという構図で、ある種、本作と似たような構図ですが、最近の冒険活劇のストーリーは、こういった構図が受けがいいのかもしれません。

この手の話を見ていて気になるのは、強大なエネルギーを、個人が簡単に扱えてしまうという点。
・・・無茶苦茶危険過ぎる社会です。
星一つ丸ごと消滅させられる力を持つオーブが、片手で簡単に持つことができる上に、持った人が簡単に操作で来ちゃうという設定なので、本作で描かれる世界は、いかれた人がちょっと思い立てば、いとも容易く世界を消し去ることができるわけです。
いやぁ、何とも存在自体が非常に不安定な世界ではあります。

近年、現実社会でも、テロ行為が社会を脅かし、個人の力で、社会にそれなりのダメージを与えることが容易になっており(さすがに、個人の力で地球を消滅させることは無理ですが)、現実社会の危うさが、本作にも反映されているのかもしれません。

さて、ストーリーに話を戻すと、当初は反目し合っていた主人公達アウトロー集団ですが、オーブの争奪戦を通じて協力・信頼関係が芽生え、一つの優れたチームへと姿を変えていきます。
そして、主人公と暗殺者ガモーラにもロマンスが芽生えるという展開に。

別に肌の色がどうのという偏見・差別主義的なことを言うつもりは毛頭ありませんが、人間そのものである主人公(地球人という設定だから当然ですが)と、緑色の顔をした宇宙人であるガモーラとのロマンスは、なかなか違和感のある展開でした(笑)。
しかし、よく考えてみれば、移民を多く受け入れ、人種差別の問題で長年悩まされてきたアメリカならではの、進歩的な表現・・・なのかも。
私も、顔が緑色くらいでロマンスの相手としては、ちょっとどうかなぁと感じる肝の小さいことではいけないなと、本作を見ながら反省させられたのでした。

争奪戦を巡って、主人公達が友情・努力・勝利を追及していきますが、その甲斐むなしく、オーブは、テロリストのヨンドゥに奪われてしまいます。
そして、ヨンドゥは、オーブをノバ帝国の母星に叩きつけ、ノバ帝国を星ごと消滅させるべく、テロ組織が持つ宇宙艦隊をノバ帝国母星に発進させるのでした。

一方、主人公達は、ノバ帝国、海賊団ラヴェジャーズの協力を取り付け、それぞれの艦隊を結集してヨンドゥの艦隊に対抗します。

ヨンドゥ艦隊vsノバ帝国・海賊団ラヴェジャーズ・主人公連合艦隊の決戦は、迫力のある展開で、非常に良かった点でした。
やはり、宇宙冒険物であれば、大規模な宇宙艦隊同士の決戦シーンは欠かせないですね。

「スターウォーズ」でも、宇宙艦隊同士の決戦シーンの出来不出来が作品の良し悪しにつながりますし、他はさておいても、艦隊決戦シーンには力をいれて欲しいところ。
この点、本作は、決戦シーンの出来は良く、作品をワンランクアップさせたと言っても過言ではないでしょう。

艦隊決戦では、ヨンドゥ艦隊が連合軍を打ち破ります。
そして、ヨンドゥはオーブをノバ帝国の母星の地表に叩きつけ、母星を消滅させようとしますが、主人公は素手でそれを阻止するという、ぶっとんだ展開が最後に待っています。

星を消滅させる力を持つオーブを、主人公が素手で阻止しちゃうって・・・さすがに、無茶な展開だった気が(笑)。
突っ込みを入れるのは野暮なのでしょうが、迫力のある艦隊シーンの後の展開としては、やけに矮小化した展開になった気がします。
この辺りの落差に、ズコーッと、ちょっとずっこけてしまった感があり、なんだかもったいないところでした。

と、細かく気にしだすと色々突っ込みを入れたくなる箇所が多数出てきますが、大らかな気持ちで鑑賞すれば、王道の冒険ストーリーなので楽しめるのではないかと思います。
あと、ヒロインの顔が緑色でも気にならなければOK。
やっぱり、最後の最後まで、人間の主人公と、緑顔宇宙人のヒロインとのロマンスが引っかかってしまうようです(笑)。


【その他のレビューブログ】
「かなりレベルの高い映画化で、アメコミ映画好きにはたまらないと思います。」と言う感想がありましたが、アメコミファンのハートを掴む作品なのかもしれません。

琥珀色の戯言
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超映画批評
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[ 2015/11/23 23:53 ] 冒険 | TrackBack(0) | Comment(0)
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