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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【アジア映画:歴史】 エンプレス -運命の戦い

【評価】★★★☆☆

empress.jpg
2008年/中国
監督:チン・シウトン
主演:ケリー・チャン、ドニー・イェン、レオン・ライ


中国・春秋戦国時代を舞台にした作品。
亡き父王に変わって娘の王女が活躍する話のようです。
映画「ムーラン」っぽい話なのかな?
歴史物っぽい作品なので、とりあえずはレンタルしてみることに。

【ストーリー】
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中国・春秋戦国時代。
燕王は、趙との戦いにおいて矢傷を受け、それが元で死んでしまう。
死ぬ直前、部下の将軍雪虎に王位を譲ると遺言するが、雪虎は王位を譲り受けることを拒み、代わりに、燕王の一人娘、燕飛児を次の王に立てる。
そして、雪虎は、燕飛児が王にふさわしい器量・武術を身につけるよう教育係りとして厳しく指導する。
しかし、王位を狙っていた王族の一人胡覇は、燕飛児を亡き者にしようとして暗殺者を放つ。
暗殺者に狙われ負傷した燕飛児は、野に隠れ住む段蘭泉に助けられ一命を取り留める。
傷が癒えるまで、段蘭泉の家に匿われるが、その生活を通じ惹かれあう二人。
しかし、女王としての役割がある燕飛児は傷が癒えると城に戻っていかざるを得ないのだった。
城に戻ると、趙軍1万がまさに押し寄せようとする緊急事態。対する燕軍は2千人。
燕飛児は、将軍雪虎の献策により、伏兵を使って見事趙軍の撃退に成功する。
その後、燕飛児は、戦乱の中での生活に無常観を感じ、国を雪虎ら重臣に委ね、自らは退位し、段蘭泉の元に戻り、二人での生活を始める。
しかし、燕飛児が去った燕国では、王族胡覇がクーデターを起こしたため、胡覇が燕飛児に暗殺者を放ったため、その平穏な生活も長くは続かなかった。
燕飛児を助けるため、段蘭泉は暗殺者の手によって殺されてしまう。そして燕飛児は、胡覇を倒すため燕城に向かうのだった。
一方、クーデーターによって城を追放された将軍雪虎は、一人、胡覇に立ち向かい、一人で大軍相手に戦うが武運拙く戦死してしまう。その場に駆けつけた燕飛児は胡覇に対して一騎打ちを挑む。
燕飛児をあなどった胡覇は一騎打ちを受けて立つが、あえなく燕飛児に打ち取られ、燕飛児が王位に返り咲くのであった。
その後、燕飛児は他国と盟約を結ぶことで、戦いを行わない国策を進めるのだった(完)。

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中国・春秋戦国時代を舞台にした作品。
ただし、内容的には歴史的事実に基づいているわけではなく、舞台を歴史に借りているだけで、ストーリーは創作のようです。

ストーリーは、燕王が趙との戦いで戦死してしまい、その後を娘の燕飛児が後を継ぐというお話。
燕飛児が、燕王として自立するまでが描かれ、その間に、趙軍との戦い、謀反を起こした王族との闘いなど、迫力のある戦闘シーンが描かれています。

しかし、戦闘場面だけでなく、戦闘シーンの間に、燕飛児のロマンス話が入り込んで、戦争ターン→恋愛ターン→戦争ターン→恋愛ターンというように戦争と恋愛が交互に描かれます。
一昔前のパソコン版の戦略シミュレーションゲームのような構成です(例えが分かりづらいかも・・・)。

戦争シーンは白熱していて面白かったのですが、恋愛シーンは結構長めで、すごく甘い展開なので、戦争シーンとのギャップは、ナイアガラの滝以上の落差があるのでした。
私にとっては、ちと甘すぎで、虫歯になるかと思いました。

戦争シーンの最初の見せ場は、燕飛児が、燕軍2000名を率いて、趙軍1万人と戦うところです。
燕飛児が自ら囮を買って出たところを、趙王は女と思って甘く見てうかつにも燕飛児を深追いし、燕軍の伏兵のど真ん中に入り込んで生け捕りにされるという展開。
曹操もびっくりの見事な十面埋伏の計といったところでしょうか。

こういう策略が見事発動するシーンと言うのは痛快で、視聴者の心理を上手く掴んだ面白いシーンでした。

その後は、長々と続く恋愛モードが続き、私にとってはかなり退屈な場面でした。
あまりにも長く続くので、もしや、恋愛モードでそのまま映画は終わってしまうのではないかと思われたのですが、さすがに、それはなかったです。ほっと一安心でした。

戦闘シーンの次の見せ場(で最後の見せ場)は、王族胡覇の反乱を鎮圧するところ。
城を奪われてしまっている燕飛児は、兵を率いず単身で胡覇に立ち向かうことになります。
そして、燕飛児の味方である将軍雪虎も、率いる軍がないため、単身で胡覇を倒そうとします。

将軍雪虎は、胡覇の率いる大軍の前に立ち、胡覇へ一騎打ちを申し込みますが、国士無双の雪虎と一騎打ちをするという無謀なことを胡覇は拒否し、「そんな手にのるか」と捨て台詞を吐くと、配下の軍に雪虎討伐の命を下します。

雪虎1人vs1万の大軍。

映画「スリーハンドレッド」より、厳しい条件。
痺れます!

雪虎vs1万の戦い、かなり面白かったです。
雪虎の無双ぶりは半端なく、中国史上の猛将項羽や呂布にも負けず劣らずの奮闘振り。
何本もの槍で体中を刺し貫かれても元気いっぱいに動くさまは、少しゾンビちっくな気がしないでもありませんが、そういう細かいことは抜きにして、雪虎の戦いぶりは、大いに堪能する価値があるものでした。

無双ぶりを発揮した雪虎もさすがに1万の軍には勝てず力尽きてしまいますが、そこに駆けつけるのが主人公燕飛児。
燕飛児も反逆者胡覇に一騎打ちを申し込みますが、今度は、燕飛児をあなどった胡覇は、その申し出を受け、燕飛児と胡覇が一騎打ちをすることになります。

なんだかんだと、燕飛児は敵にあなどられるキャラのようです。
しかし、あなどられることを逆手に取って優位に立つという点では、なかなかしたたかな戦略家であるとも言えそうです。

クライマックスは、燕飛児と胡覇の一騎打ちですが、正直、あなどられるだけあって、燕飛児は胡覇に全然太刀打ちができず、この勝負は残念ながら見所はあまりありませんでした。
最後は、偶然の産物で、燕飛児が胡覇のクビを槍で貫いて、燕飛児が辛勝。

雪虎の無双ぶりを見た後だと、燕飛児の戦いぶりは見劣りがしてしまったのでした。

ということで、この映画は、趙軍1万を十面埋伏の計で趙王を生け捕りにする作戦と、雪虎vs反乱軍1万における雪虎の無双っぷりが見所の映画でした。

反面、恋愛シーンは、無用の長物でした。


【その他のレビューブログ】
ストーリーはちょっと、という評が多いように見えましたが、アクションシーンは評価が高いようです。
戦闘シーンと恋愛シーンのギャップの激しさに衝撃の映画でした。

三角絞めでつかまえて
http://ameblo.jp/kamiyamaz/entry-10402446740.html

アイス ラヴさん。の甘く危険な映画日記。
http://ameblo.jp/icelovesan/entry-10207511705.html

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ごみつ通信
http://gomitsu.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-4f7c.html

やっぱ映画が好きかも…
http://musicandudon.jugem.jp/?eid=34

アマゾン カスタマーレビュー
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[ 2015/11/07 00:00 ] 東洋史 | TrackBack(0) | Comment(0)
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