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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:歴史】 300(スリーハンドレッド)-帝国の進撃

【評価】★★★★☆

300_2.jpg
2014年/アメリカ
監督:ノーム・ムーロ
主演:サリバン・ステイプルトン


超肉弾戦映画「300(スリーハンドレッド)」の続編作品。DVD化されたら見てみようと思っていましたが、ようやく機会を得てのレンタル。

【ストーリー】
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BC480年。ペルシア帝国の侵攻を受けたギリシャ各都市は同盟を結んで、ペルシア帝国の侵攻軍に対抗した。
陸路からの侵攻軍には、スパルタが300名の軍で、100万とも称される侵攻軍を食いとめようとする。
一方、ペルシア海軍に対しては、3分の1以下の戦力で、アテネのテミストクレスが率いる海軍が防戦に当たるのだった。
テミストクレスは、優れた戦術と作戦指揮により、2度に渡りペルシア海軍を打ち破る。
しかし、陸上戦では、スパルタの奮戦虚しく、スパルタ軍300名は全滅し、スパルタの王も戦死してしまう。
他方、3度目の海戦では、圧倒的な戦力を誇るペルシア海軍による火攻めで、テミストクレスの率いる海軍は壊滅的打撃を受けてしまう。
テミストクレスは、残されたわずかの海軍で、ペルシア海軍と最後の決戦を行うことを決意し、その戦場を、大軍には不利な狭い海峡となるサラミスの海域に設定する。
そして、同時に、スパルタ軍300名の犠牲を、ギリシャ各都市に伝え、ギリシャ各都市が奮起して立ち上がるように働きかけを行うのだった。
サラミスの海戦は、少数のアテネ海軍と大船団を率いペルシア海軍の戦いで火ぶたがきられる。テミストクレスは、捨て身の作戦で、ペルシア海軍の母船に突撃し兵士達が乗り込み、ペルシアの指揮官とテミストクレスは一騎打ちとなる。
テミストクレスの決死の戦いが続く中、ギリシャ各国はスパルタの犠牲に動かされ、兵を挙げ、各都市の海軍が、ペルシア海軍を包囲する形で援軍に駆けつけるのだった。
包囲され敗北を悟ったペルシア海軍の指揮官は、テミストクレスによって討ち取られ、テミストクレスは、ギリシャ各都市の援軍とともに、ペルシア海軍への猛攻を開始するのだった(完)。

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1作目の「300(スリーハンドレッド)」の続編という位置づけの本作ですが、歴史的には、「300(スリーハンドレッド)」の題材となったテルモピュライの戦いと同時期に連動して行われたサラミスの海戦をテーマにした作品です。

ペルシア帝国の侵攻に対して、陸軍を率いるスパルタと、海軍を率いるアテネが連動しながら戦うわけですが、1作目が、その陸戦を描き、2作目が海戦を描いたというわけです。

1作目の方は、だいぶ以前に見たので、今ではほとんど記憶に残っていませんが、唯一残っている印象は、ただただ肉弾戦祭りだったなぁというもの。
1作目は、100万の大軍をたった300名で迎え撃つという壮絶な設定ですが、その300名が100万の大軍を撃退するのではなく、大奮闘するものの、結局、軍を率いる王共々全滅してしまうという話なので、話自体は、戦術・戦略の妙を描く訳にもいかず、行き着くところは、派手な肉弾戦を描く作品になってしまうのは、仕方がないところです。

他方、2作目は、タイトルが「300(スリーハンドレッド)」と付いているものの、別に300名で大軍を迎え撃つという設定ではなく、それでもペルシャ海軍と比べると寡兵の海軍を率いて、ペルシャ海軍を撃退するという話で、1作目の肉弾戦祭りというテーマから離れ、戦術・戦略の妙に焦点が当たった作品となっています。

私としては、体育会系の筋肉自慢の話よりは、頭脳戦のような話の方が好みなので、1作目より本作の方が面白かったなぁという印象です。

映画では、ペルシャ海軍とアテネ海軍が計4回戦うことになります。

最初の海戦では、アテネ海軍が機動性を活かして、ペルシャ海軍の弱点である船の横腹を衝角攻撃により、次々と沈没させての勝利。
2回戦は、ギリシアの海軍を狭い水路におびき寄せ、大軍で身動きが取れなくなったところを攻撃して撃破。

といった感じで、テミストクレスが、ペルシャ海軍が大軍であるが故に不利となる点を上手く突きつつ、寡兵である利を最大限活かして戦うという展開。
こういう作戦を駆使して勝利するという展開は、自分の好みの話なので、第1作目よりも、ツボにはまりました。

そして、2回の敗戦で本気となったペルシャ海軍は、海軍を率いる女将軍アルテミシア自らが指揮をしての出陣となります。
3回戦は、ペルシャ海軍の火攻め攻撃に引っかかり、アテネ艦隊はほとんどが焼失するという大敗北。

三国志の赤壁の戦いを想起させるシーンでかなりの迫力でした。
炎上する火が海を照らし出して、非常に強烈なシーンとなりましたが、海戦と火攻めって、水と火で相容れない感じがしますが、意外と相性が良いのかもしれません。

大敗北を喫したテミストクレスは、残った海軍を集め、最後の決戦に挑むというのが4回戦目。
クライマックスの戦いは、ペルシャ海軍の本船に乗り込んで、テミストクレスと女将軍アルテミシアの一騎打ちが演じられますが、それまで頭脳戦でペルシャ海軍を悩ましてきたテミストクレスにしては、芸がない作戦だなというのが、本音の印象。

できうれば、クライマックスなので、もうちょっとひねった作戦を考えてもらいたかったところ。
この戦いでは、結局、ギリシャの他の都市が立ち上がり、テミストクレスと女将軍アルテミシアの戦いの場に、他都市の海軍が救援に駆けつけてきたことで形成逆転、ギリシャ側の勝利に終わるという展開(映画では、勝利の場面までは描かれませんが、一応は、そういった流れを想起させて終わります)。

「300(スリーハンドレッド)」の2作目は、頭脳戦中心の展開であったのが満足でした。
ちなみに、1作目に引き続いて、血しぶきドバーッの派手な殺戮シーンは2作目でも健在。
まぁ、しかし、人間、こんだんけ血が出るものなのかしらん、と思ってしまうのでした。


【その他のレビューブログ】
1作目の「300(スリーハンドレッド)」と比べて、出来が良くないという評価が多いようです。個人的には、単純な肉弾戦だった1作目より、戦術・戦略にも焦点を当てた本作の方が面白かったなぁという印象でした。

琥珀色の戯言
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20140628

三角絞めでもてなして
http://kamiyamaz.blog55.fc2.com/blog-entry-43.html

超映画批評
http://movie.maeda-y.com/movie/01877.htm

多分花鳥風月
http://www.kacho.ne.jp/hobby/dorama/d2-441-300-2.htm

カゲヒナタのレビュー
http://kagehinata64.blog71.fc2.com/blog-entry-764.html

映画ベース
http://puroya.jp/eigabase/movie.php?ID=47993

アマゾン カスタマーレビュー
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B00LB1NLWQ/ref=cm_cr_dp_see_all_summary?ie=UTF8&showViewpoints=1&sortBy=byRankDescending

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[ 2015/03/14 09:45 ] 西洋史 | TrackBack(0) | Comment(0)
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