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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:ヒューマン系】 The Fall-落下の王国

【評価】★★★☆☆

The_Fall.jpg
2006年/イギリス・インド・アメリカ
監督:ターセム・シン
主演:カティンカ・アンタルー、リー・ペイス
出演:ダニエル・カルタジローン


以前、何かのDVDにあって新作紹介を見て、見てみたいなぁと思っていた作品。
私:「前に、見たいって言っていた、『The Fall-落下の王国』、借りてきたよ!」
妻:「えっ? 見たいなんて言った覚えないけど?? こういう映画って、結構、外しちゃいそうだよね。」

あれれ・・? 確かに、今度借りてみようと話をした記憶があるのだが。
私の、「今度借りてみたいDVD」メモ書きにも、しっかりと書いてあるしなぁ。
どうも、ハシゴを外されてしまった気分です。

まぁ、何はともあれ、ストーリーの紹介から。

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大怪我をして、恋人にも捨てられ失意のどん底にあるスタントマン、ロイ。
そんなロイと、同じ病院に入院している5歳の少女アレクサンドリアの心の交流を描いた作品。
ロイは、アレクサンドリアにロイが作った冒険物語を退屈しのぎに話をしてあげる。
そして、そのうち、ロイは、物語の続きを話す代わりに、アレクサンドリアに薬を取ってこさせるようになる。
ロイは、失意のため自殺をしようと思っており、その薬は自殺するためのものであった。
そして、ロイの話す冒険物語も徐々に、暗く陰惨になってくるものの、話にアレクサンドリアも混じってくるようになり、ロイとアレクサンドリア二人で物語が作られていくようになる。
最後は、ロイを捨てた恋人や、恋人を奪った相手を捨て去り、吹っ切れる結末で話を終え、ロイは、失意から立ち直り、その後、スタントマンとして、再起をすることになる。(完)
=============================================

この映画の見所は、素晴らしい映像の数々でしょう。
なんでも、CGを使わず、全てロケで行ったとのこと。
世界には、こんな素晴らしい場所があるんですね、驚愕の一言。

他方、ロイ(と途中からアレクサンドリアも参加しますが)が語る冒険物語は、総督オウディエンスに復讐を誓う6名(話の途中で、アレクサンドリアも話に加わるので7名)の話です。
総督オウディエンスは、ロイの恋人を奪った恋敵、復讐を誓う6名のリーダーはロイという設定。
まぁ、冒険活劇としては、あんまり、ぱっとしませんが、子供に語るホラ話なので、こんなもんかもしれません。

やはり、この映画は、出てくるシーンが、一体どこなのかを確認しながら見るのが楽しいのではないかと思います。
ということで、映画の各場面と、実際のロケ地がどこだったのかを紹介してみたいと思います。

【アレキサンダー大王-砂漠のシーン】
ロイが、アレクサンドリアに最初に語る話。
アレクサンドリアの名前にちなんで、アレキサンダー大王の逸話を話します。
アレキサンダー大王が、砂漠で迷ったという話ですが、オレンジの一面に続く砂が、とても幻想的。
ロケ地は、ナミブ砂漠(アフリカ・ナミビアにある砂漠)。
sabaku-fall.jpg

私:「おぉ、何これ!? こんな色の砂漠があるんだぁ。行ってみたくない!?」
妻:「えぇ、暑そうだし、やだ。それに、足に砂が入りそうだし。」
まぁ、現実的にはそうかもしれませんが・・・。


【島から脱出のシーン】
総督オウディエンスに島流しにあった6名が、島から脱出し、たどり着いた場所。
ロケ地は、インドにある、世界一高いところにある塩湖-パンゴン湖。
mizumi-fall.jpg

私:「こんな所で泳いでみたいねー。」
妻:「砂浜は、足に砂がついてむずむずするから、嫌!」
えー、砂浜はアウトですか・・。そうすると、美しい景色の6割くらいは受入れ不可になっちゃいそうですね・・。


【オウディエンスの迷宮】
復讐者の過去を回想するシーンで、復讐者の一人の妻が総督オウディエンスに閉じこめられた迷宮。
出口はなく、迷宮の天辺から妻は飛び降りて死んでしまう。
ロケ地は、ジャイプール天文台(インド)。
rabirins-fall.jpg

ここは、かなり昔にインドに観光で行ったとき、見たことがある気がする!
なんか、行ったことあるっていう場面が出てくると、俄然、映画に興味が湧いてきます。


【砂漠の中の緑地】
復讐者6名が、総督オウディエンスを目指して、砂漠をさまよう中、突如として現れる緑地。
ロケ地は、バリ島のデカガランの棚田。
tanada-fall.jpg

私:「これは、なんだか気持ち悪いくらい、整然としてるね。」
妻:「こういう場所は、虫がたくさんいそうだから、行きたくないなー。」
砂浜も緑地もダメなら、これで、自然の景勝地はほとんど不可になった気がします。


【砂漠を走る人力車】
復讐者6名は、砂漠を疾走する、奴隷が引っ張る車を発見。
奴隷を解放するため、車を襲撃することに。
ロケ地は、インド北部の砂漠だそうです。
sabaku2-fall.jpg

襲撃に見事成功、車の中には、総督オウディエンスの婚約者がいました。
姫、顔の前に扇子のようなものをぶら下げた、珍妙な格好をしてます。
こんな格好だと、周りが見えにくいのはもちろん、目が悪くなりそうで、いささか心配です。
ただ、一応、この扇子、真ん中からぱかっと分かれる仕様になっており、顔を隠す必要がない時には、扇を開けておくことができます。
なかなか考えられている・・・のかな?
hime1-fall.jpg hime2-fall.jpg
<有名人が、顔を隠すのに使うと便利? いや、逆に目立つな。>


【結婚式】
婚約者に惚れた復讐者のリーダー、婚約者と結婚式を挙げることにします。
しかし、司祭に裏切られて、姫は連れ去られてしまいます。
ロケ地は、インドのウメイド・バワン・パレス-かつてマハラジャの宮殿で今は、ホテルになっています。
marrige-fall.jpg

私:「どうよ、こんなところに住んでみたくない?」
妻:「いやぁ、掃除が大変でしょ。
   なんか、結婚式で、周りで踊っている人、微妙にピエロっぽくない?」
私:「うーん、ちょっと色がカラフルだから、ピエロっぽいと言えば、そう言う気もするが・・・。」
妻:「それに、ずっとくるくる回ってて、目が回らないのかな?」
私:「フィギアスケートの選手とかって、訓練の賜で、いくら回転しても目が回らないらしいよ。
   たぶん、この人達も、結婚式のために、日頃、訓練してんじゃない?
   ちなみに、フィギアスケートの選手も、普段とは逆回転で回ると目がまわっちゃうって、知ってた?」
妻:「なにー、また、いつもの『俺って物知りでしょ』自慢!?いやぁーねぇ!」

折角の豪華絢爛シーンも、なんだか、くだらない会話で台無しにしてしまったようです。


【青の町】
なんだかんだで、総督オウディエンスの居る町に到着。
総督の居城は、青い家に囲まれた中心地にあるのだ。
ロケ地は、インド・ジョードプル(通称:ブルーシティ)。
blue_town-fall.jpg

私:「ここは、またすごい場所だねぇ。本当にある場所なのかなぁ?どお、こんな所に住んでみたくない?」
妻:「確かにきれいだけどねぇ・・。不便そうだから、住みたくはない!」
私:「住むより、訪れるのがいいかもね。
   そうだ、日本の田舎の町とかも、建物をみんな黄色とかに塗れば、観光客が訪れて、
   町おこしになるんじゃない!?」
妻:「黄色って・・・まことちゃんハウスか! だいたい、そういう安易な発想が町を滅ぼすことになるのよ!」
実際、CGなどではなく、本当にある町だそうです。世の中、色々な町がありますねぇ・・。


【総督オウディエンスの居城】
ついに、総督オウディエンスの居城に潜入。
階段がたくさんある建物が・・・。
ロケ地は、インドのチャンドバオリの階段井戸。
kaidan-fall.jpg

この画像は、ほんと目がくらくらします。
エッシャーのだまし絵を思わず、想記してしまいますねぇ・・。
essha-fall.jpg
<エッシャーのだまし絵を思い出してしまいます。>


【そして最後は・・・】
復讐者リーダーと、総督オウディエンスとの一騎打ちです。
紆余曲折の末、総督オウディエンスが倒れ、そして倒れ込んだところに尖ったもの(剣かな?)があったので、それが背中から胸に突き抜け、お陀仏・・・。
妻:「なんだ、結局はコメディーかよ・・。」
言いたいことは分かります。
なんだか、ホラー映画で、殺され要員が、あっけなく自爆死してしまうのとそっくりです・・・。
そういう死に方をされると、悲惨というより、お笑いのように感じてしまうんですよねぇ(死んだ姿を見て笑うって、精神がやられている気がしますが)。

しばし、気まずい沈黙が私と妻の間に訪れた後、突然、
妻:「あれっ!? 総督オウディエンスって、映画『アンタッチャブル』で最後まで生き残った人じゃない!?」
私:「『アンタッチャブル』? アンディ・ガルシアのこと? 全然、違うと思うけど・・・」
妻:「いや、絶対そうだよ! 顔、そっくりだもん。」

映画が終わるまで主張し続ける妻。
結局、DVDのメニューから出演者を確認したところ、この俳優はダニエル・カルタジローンと判明。
妻:「全然、知らない人ですけど・・??」
知らない人って言われてもなぁ・・・最初から、違うって言ったでしょうが!

audience-fall.jpg andy_garusia.jpg
<左:カルタジローン 右:ガルシア 似ても似つかないぞ!>


まぁ、ストーリーは、そこそこでしたが、世界各地の名勝地が出てくるので、旅行ガイドを見る気分で、ああでもない、こうでもないと言いながら見ると、旅行に行った気分になれるのではないでしょうか!


【他のレビュー】
やはり、映像美が良いというレビューが多いようです。
また、子役の演技が「ハンパねぇ!」という絶賛意見も多数。インドの安達ゆみ!?(古っ!)
後は、私はあんまりでしたが、シナリオを評価する人も結構多いようです。この辺は、好みが別れるのかもしれませんね。
更に、ブログの中には、「The Fall-落下の王国」に特化したものもあり、正直、この映画のきちんとしたレビューを読みたい方は、そちらのブログを読んだ方が、273倍はためになります!

<ターセム リーペンス カティンカ>
http://yaplog.jp/fallmania/

<Memoris_of_dai>
http://dai4.blog44.fc2.com/blog-entry-516.html

<映画の感想文日記>
http://ameblo.jp/cinephile/entry-10156676479.html

<京都・町家ぐらし>
http://blog.livedoor.jp/tamanegipon/archives/51614222.html

<ゆるり鑑賞>
http://naniwade.blog80.fc2.com/blog-entry-221.html

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