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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:ギャング映画】 L.A.ギャングストーリー

【評価】★★★☆☆

LA_gyang.jpg
2013年/日本
監督:ルーベン・フライシャー
主演:ジョシュ・ブローリン、ショーン・ペン


前から気になっていたギャング映画だったのですが、旧作価格になるのを待ってのレンタル。久々のギャング映画なので、楽しみです。

【ストーリー】
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1940年代、アメリカ・ロサンゼルスは、ギャングのミッキー・コーエンに支配され、警官の多くはコーエンによって買収され、無法地帯と化していた。
そんな中、主人公ジョン・オマラ巡査部長は、コーエンの買収に屈しない警官として、ロス市警本部長から特命で、コーエンの組織を潰すための秘密部隊の結成を命じられる。
秘密部隊を結成したオマラは、コーエンの組織に対し、非合法な手段を使って襲撃をかけ、コーエンの経営するカジノや麻薬取引を潰していく。
新聞は、コーエンと謎のギャング組織の抗争と騒ぎ立てるが、コーエンは、それがオマラ達が結成した秘密組織の仕業であると突き止め反撃に出る。
この反撃により、メンバーの仲間が殺されるなど犠牲が出るものの、コーエンを殺人罪で刑務所送りにすることに成功するのだった(完)。

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ロサンゼルスを牛耳るマフィアのボス、ミッキー・コーエンに対し、主人公の警官が少数精鋭の秘密部隊を結成し戦いを挑むという、往年の名作「アンタッチャブル」を彷彿とさせる作品でした・・・が、だいぶ「アンタッチャブル」には比ぶべくもない作品ではありました。

序盤も、ミッキー・コーエンを倒すための秘密部隊を結成するために仲間を集めるシーンなど、「アンタッチャブル」を彷彿とさせるところがあり、期待感を持って見ていましたが、主人公が熱血漢なのですが、あまりの馬鹿っぷりに、しばし興ざめするところが多々あり・・・。
こういったギャング映画(というか、ギャングを追い詰める話)は、ギャング達に比べて、主人公側が少人数で戦力が劣る状況で、どうやって敵の隙を突いて戦力をそぎ落としながら、相手を追い詰めるのか・・・そういった知能戦をベースに置きつつ、派手な銃撃戦などのアクションシーンも交えてというところが醍醐味なわけですが、本作はその点では、知能戦の部分が欠如して、アクションでのごり押しになってしまった感がありました。

そもそもの前提が、「非合法な手段(=ギャング達と同じ方法)を使って、ミッキー・コーエンを追い詰める」という、警察にあるまじき思想から始まっていて如何なものかという感じがありますが、さらに、何も考えない無鉄砲な方法のオンパレードなので、どうにも粗さが目立ちました。

秘密部隊を結成しての初仕事が、「ミッキー・コーエンの経営するカジノを襲撃する」というものなのですが、「襲撃する」が文字通り「強盗に入る」ということなので、「えぇぇ」と吃驚仰天です。

しかも、そのカジノの下調べもしていないので、強盗に入ったはいいが、コーエンに買収されている警官達が多数、カジノの護衛にいて、逆に主人公達が警官に捕まってしまうという無様な結果(なんとか脱獄には成功しますが)。
さすがに、主人公、馬鹿過ぎるだろ・・・。もうちょっと作戦をきちっと立てて事に臨もうよ、とツッコミを入れたくなるのでした。

その後は、しくじりはほとんどないものの、何も考えない無鉄砲作戦ばかりなので、メンバーからも「こんな無鉄砲な作戦ばかり続けていたら、チームは1週間も持たずに全滅するぜ」と文句を言われる始末。

また、作戦遂行で捉えたギャングは、バンバン射殺するわ、ギャングのアジトとなっている建物は放火するわと、その手段もギャング顔負けのえげつない方法。
うーん、これでは、本当に、ギャング同士の抗争です・・・。

「非合法」ということで足かせを外すと、頭は使わなくなるし、ギャング顔負けの悪辣な行為は行うしと、あまり誉められた所がなくなってしまうようです。
やっぱり、人間、どんなものでも良いので、外からの縛りという制限が必要なのかもしれません。

コーエンvs警察が結成した秘密ギャング部隊という構図での争いは、一時、コーエンが逆襲に転じ、巻き返しを行うものの、最後は、コーエンを殺人罪で起訴するという、警察権力を使った方法で、主人公達が勝ちを収めます。
結末が、「殺人罪で起訴」というものなら、敢えて、非合法な手段で臨む必要性が全くなかったような。
「非合法な手段」を貫くなら、コーエンを暗殺するくらいの結末でないと、収まりが悪いよなぁという感じです。
とは言いつつ、本作、実話をベースにした作品ということなので、あまり事実と異なる結末にすることもできないので、それは、仕方がないことなのかもしれません。

本作で、一番、存在感があったのが、主人公ではなく、敵役のミッキー・コーエンでしたが、映画を見終わった後、ミッキー・コーエンがどんな人物だったかwikipediaで読んで見たところ、映画で描かれていた程の大物っぽくもないような・・・。しかも、獄中に入るのは脱税の罪で4年間だけだし(ただし、更にその後、2回目も脱税の罪で15年間入獄することにはなります)。

もちろん、本作は実話というよりは、ほとんどの部分が創作・脚色された内容なのだと思いますが、それであれば、もう少し、上手い話の作り方があったのではという気がします(いきなり「非合法な手段でコーエンを追い詰める」なんていう無茶ぶりではなく)。
なお、コーエンについては、wikipediaよりも、以下のホームページを読んだ方が、分かりやすいと思います。(wikipediaでは、ギャグとしての大物ぶりは、全く伝わってこないのですが、下記のHPだと、大物っぷりも、よく伝わってきます)。

【参考:ミッキー・コーエンについて】
シネマ掘り出し市
http://www.fellow-academy.com/fellow/pages/cinema/bn33_index.jsp


【その他のレビューブログ】
「最初の「チーム結成→襲撃!→失敗→逮捕」の流れで「この人たち、そんなにバカだったの!? Σ(゚д゚;)」と、若干、気持ちが引いてしまった」というコメントを書いている人もいましたが、メンバー(というかリーダー)が熱血漢だけどお馬鹿っぽいのがタマに傷という感じです。

三角絞めでつかまえて
http://ameblo.jp/kamiyamaz/entry-11542989067.html

小覇王の徒然はてな別館
http://d.hatena.ne.jp/susahadeth52623/20130524/1369402416

ゾンビ映画で主人公がTシャツ着てるのが納得いかない
http://trade-heaven.hateblo.jp/entry/2013/05/06/001716

おすすめの洋画が一目でわかる名作視聴レビュー
http://www.iowanazkids.org/fourstars/gangsterspuad.html

カゲヒナタのレビュー
http://kagehinata64.blog71.fc2.com/blog-entry-542.html

映画ベース
http://puroya.jp/eigabase/movie.php?ID=30306

アマゾン カスタマーレビュー
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B00IIY9MAY/ref=cm_cr_dp_see_all_summary?ie=UTF8&showViewpoints=1&sortBy=byRankDescending

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