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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:アクション】 マッドマックス サンダードーム

【評価】★★☆☆☆

madmax_3.jpg
1985年/オーストラリア
監督:ジュージ・ミラー
主演:メル・ギブソン


「マッドマックス」と言えば、北斗の拳の世界観に多大な影響を与えたことで有名ですが(正確には、「マッドマックス2」ですね)、TVで「マッドマックス サンダードーム」なる作品を放映していて、「マッドマックス2」の続編なのかな?なんて思いながら視聴。

【ストーリー】
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核戦争により文明が衰退し荒廃した世界が舞台。
マックスは、砂漠を旅している途中、セスナ機を操る男に襲撃を受け、持ち物を全て奪われてしまう。そして、なんとかたどり着いたのが「バーター・シティ」。
そこでマックスは、自分の力を貸す代わりに必要な物資を調達することを提案する。
その提案を受け、バーター・シティの支配者は、街を裏で牛耳るマスターの用心棒を殺すことをマックスに依頼する。
マックスは、街にあるサンダードームという格闘技場で、その用心棒と命を賭けて戦うこととなる。用心棒をあと一息というところまで追い詰めるものの、用心棒の鉄仮面が割れ、その用心棒がまだ子供であったことを知ったマックスはトドメを刺すことをやめてしまう。
しかし、その行為は、サンダードームの規則に反するということで、マックスは、身ぐるみを剥がされ、砂漠に追放されてしまう。
マックスは、体力が尽き、砂漠で倒れてしまうが、そこをオアシスで未開人のような生活を送る子供達の集団に助けられる。子供達は、マックスが伝説の救世主だと信じ込み、マックスが訪れたバーター・シティが楽園だと思い込み、子供達はバーター・シティに向かってしまう。
マックスは子供達を助けるため、バーター・シティに向かう。バーター・シティの支配者の配下に襲われている子供達を助け、列車に乗り込み、バーター・シティを脱出するマックスと子供達。
そして列車の行き着く先で、セスナ機を発見したマックス達は、子供達をセスナ機に乗せて脱出させる。マックスは重量オーバーのためセスナ機には乗ることができず、バーター・シティの支配者に捕まってしまうが、釈放され、マックスはいずこへともなく立ち去る。
一方、子供達は、セスナ機で新天地に移り住み、そこで新たな文明を築くことになるが、そこで、マックスは、子供達を助けた伝説の英雄として語り継がれることとなる(完)。

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「北斗の拳」の世界観に多大な影響を与えた「マッドマックス2」の続編と言うことで期待して見ましたが、「マッドマックス2」を見た時の印象に比べると(「マッドマックス2」もだいぶ昔に見たので詳細を覚えていないのですが・・・)、だいぶこぢんまりとした印象を受けました。
偉大な作品の後というのは、どうしてもやりづらいのかもしれません。

映画は、マックスが砂漠を歩いているシーンから始まります。
世界が核戦争によって荒廃してしまっているという設定ですが、この設定は、当然の事実として語られずに話が進むので、遠い昔に前作「マッドマックス2」を見た自分としては、設定を理解するのにちょっと時間がかかってしまいました。
「マッドマックス2」を理解しているのが前提という話の進め方、コアなファン向けの作品と言ったところでしょうか。

前半は、マックスがたどり着いた街、バーター・シティを舞台とした話となります。
紆余曲折を経て、マックスは、街の裏の支配者-マスターの用心棒と格闘技場(サンダードームと呼ばれています)で命をかけて戦うことに。

サンダードームは、街の中で喧嘩や争い事を起こすと、当事者はサンダードームにぶち込まれ、どちらかが死ぬまで戦わされるというための施設。
この施設、実は結構、思想的な建物で、「核戦争を引き起こしてしまった失敗を教訓に、争いが起きたら、全てサンダードームの中で決着を付けることで、再び、人類が争いにより文明を滅ぼさないようにする」という意図で作られています。

喧嘩両成敗とかに通じる考え方の気もしますが、平和を維持するために暴力を容認するといった感じで、結構、矛盾した思想ではあります。
実際、このバーター・シティ、サンダードームのおかげで、平和な雰囲気になったかというとそうではなく、ますます殺伐とした雰囲気となってしまっていて、平和を暴力で維持するということの矛盾を感じさせます。

さて、サンダードームでの戦いが、前半のクライマックスになりますが、そこでは、ドームに入った者が、それぞれドームの上から長いゴム紐でぶら下がって、ドームに置かれた武器を取って戦うというスタイル。

ゴム紐が伸びたり縮んだりするので、その度に空中に跳ね上がったりするし、ゴム紐が邪魔であまり機敏な動きにならなかったりするので、ゴム紐がない方が有利?なんて思いながらしばし視聴。

マックスは、電動のこぎりを武器として手にすると、相手のゴム紐をばっさり切断。
これでは、逆に、相手の方が動きが自由になって有利なのでは・・・などと思ってしまいましたが、マックスは、ゴム紐の伸縮性を利用して、ドームの天上に張り付いて逃げたりするので、なるほど、ゴム紐があった方が有利なのね・・・とようやく理解できました。

ゴム紐の意義は理解できましたが、戦い自体は、のらりくらりとした感じで、迫力不足は否めない感じです。
前半のクライマックスが、この迫力不足の戦いになってしまっているので、どうしても、こぢんまりとした印象を与えてしまうということなのでしょう。

マックスは、戦いには勝利したものの、相手にトドメを刺すことを拒否したため、バーター・シティの支配者から、砂漠への追放の刑に処せられてしまいます。
砂漠に追放されたマックスは、砂漠のオアシスで未開人のように暮らす子供達のグループに出会います。
後半は、この子供達グループを巡る話になります。

前半がサンダードームの話、後半が未開人のような子供達を巡る話に分かれ、内容が2部構成のようになっていて、つながりが悪いなぁという印象になるのも、本作が出来の良くない印象を与えます。
映画「フルメタルジャケット」のように、同じように話が前半と後半で断絶するものでも、名作はありますが、一般的には、話が断絶してしまっていると、やはり映画の出来に影響してしまう気がします。

本作では、最後に、子供達がバーター・シティに行くという流れで、一応、前半と後半がつながる流れになりますが、ちょっと(というか、かなり)無理矢理感が強い感じはあります。

そして、最後は、バーター・シティに行った子供達をマックスが救出し、助けられた子供達は、新天地へと旅立って、そこで新たな文明を築くという、最後だけは、やけに壮大な結末を迎えます。

前半から後半にかけてのこぢんまり感と、ラストの壮大な終わりが、どうもバランスに欠け、ちぐはぐな印象をかなり受けました。

「マッドマックス2」は、核戦争により荒廃した世界と、血と暴力と油というハードなキャラ設定や展開がマッチして、壮大な世界観が表現されていましたが、続編となる本作は、その辺りがだいぶ劣ってしまっているのが、残念なところでした。


【その他のレビューブログ】
「タイトルは、サンダードームなんだけど、ほとんどサンダードーム関係ないじゃん!」という突っ込みがありましたが、サンダードームは、意味がほとんどないのに、なぜタイトルに持ってきたのでしょうか・・・。

e-徒然草
http://e-tsurezure.blog.so-net.ne.jp/2013-02-15-1

良い映画を褒める会。
http://yojimbonoyoieiga.at.webry.info/201310/article_2.html

きんぱこ
http://ameblo.jp/tasogarekinnosuke/entry-10042651615.html

TAMAJIRO CINEMADAYS
http://blog.livedoor.jp/tamajiro_cinemadays/archives/51360516.html

Southerly's Cinema Diary
http://southerly-cinema.blog.so-net.ne.jp/2011-06-07

映画ベース
http://puroya.jp/eigabase/movie.php?ID=8430

アマゾン カスタマーレビュー
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B003EVW6N6/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt/377-6682512-6804311?ie=UTF8&showViewpoints=1

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[ 2014/07/02 22:33 ] 冒険 | TrackBack(0) | Comment(0)
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