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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:ファンタジー】 ザ・ヘラクレス

【評価】★★★☆☆

herakres1.jpg 
2014年/アメリカ
監督:レニー・ハーリン
主演:ケラン・ラッツ

妻が、久しぶりに映画「ヘラクレス」(ディズニーのアニメ版)を見たいなぁと言っていたので、ちょっとすっとぼけて、実写版を借りてきたのでした。激怒されるかと思いきや(笑)、そんなことにはならず、一緒に鑑賞したのでした。

【ストーリー】
====================
古代ギリシア時代。ティリンスの王妃は、王の暴政に心を痛め、女神ヘレに祈りを捧げた。
その祈りが届き、王妃のお腹には、救世主となるべく、神ゼウスの子が宿されたのだった。
無事誕生し、密かにヘレの贈り物(=ヘラクレス)と呼ばれていたが、ティリンス王は、自分の子供ではないと疑念を持っていた。
ヘラクレスが成長し、青年となると、ティリンス王は、ヘラクレスにエジプトへ軍を率いて遠征するように命じる。
しかし、これは罠で、ティリンス王が手配して暗殺部隊にヘラクレスの軍は襲われ、ヘラクレスは奴隷として売られてしまう。
奴隷同士の剣闘で、才覚を見せたヘラクレスは、ギリシアの大きな大会に出場し、そこで勝利を収め自由に身を獲得する。
そして、ギリシャに戻ったヘラクレスは、ティリンス王の暴政を打ち倒すため、仲間を募り決起を図る。
しかし、決起は失敗、ヘラクレスは捕らえられあわや処刑されそうになるが、父ゼウスの力が宿り、怪力を発揮したヘラクレスは、処刑のため集まっていた兵士たちをなぎ倒し、また、この絶大な力を目の当たりにした人々は、ヘラクレスをリーダーに集結、ティリンス王の居城に攻め込むのだった。
居城では大軍を用意し待ち構えるティリンス王だったが、ヘラクレスの神の力の前に、大軍は木っ端みじんにされ、ヘラクレスとティリンス王の一騎打ちへと持ち込まれる。
ヘラクレスはティリンス王を倒し、ティリンスの国に平和をもたらしたのだった(完)
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【奴隷からの復讐譚】

ギリシア神話に出てくるヘラクレスを主人公としたお話。
ヘラクレスというと、ヘラクレスオオカブトくらいしか名前が浮かばず(それはカブトムシの名前だ)、その事績を全然知らないのですが、カブトムシの名前になるくらいですから、よっぽど強いんでしょう。

ストーリーは、暴君の子として生まれますが、実は神ゼウスの子であり、紆余曲折の末、暴君を倒すという展開。
途中、奴隷にされてしまったり、母が殺されたりと、色々と苦節があるわけですが、奴隷の身から脱して王に復讐をするという展開、映画「グラディエーター」みたいではあります。

「グラディエーター」は、本映画よりももう少し時代が下り、ローマ時代の話でしたが、日本人からすると、ギリシア時代もローマ時代も、おおまかには同じような時代だ!という乱暴な整理学により、この時代は、こういう奴隷からの復讐譚が受けるのかもと思うのでした。



【人並なヘラクレス】

さて、主人公ヘラクレスは、神ゼウスの血を受けた半神半人という存在であるため、そのパワーも神さま並みかと思いきや、思ったより普通だったりします。

序盤、ライオンに襲われ(ギリシアにライオンがいるんですな・・・)、素手で締め殺すという、さすがは神!という怪力ぶりを発揮しますが、その後は、暴君の父に命じられ、向かった先の遠征の地で、敵の大軍に囲まれ捕虜になってしまったりします。

たしかに、敵の大軍に囲まれながらも、かなりの活躍をし、敵将の「俺の配下の最強の兵士の2倍は強いな」と言わしめるものの、人間の2倍程度の強さじゃ、神の子としては力不足かと。
意外と人間臭いヘラクレスなのであります。

その後、奴隷にされ、奴隷同士の剣闘試合に駆り出されますが、そこで、ギリシア大会の出場権をかけて強敵との剣闘試合が行われます。
この試合、最終的には勝つものの、結構な苦戦。
ヘラクレスの戦闘力は、この強敵の1.1倍くらいじゃないでしょうか。
意外と、弱いぞ、ヘラクレス。



【神の力が宿ったヘラクレス】

この後、ギリシアに戻り、剣闘大会で勝利したヘラクレスは、自由の身となり、暴君ティリンス王を倒すべく反旗を翻します。
さあ、面白い展開になってきました。
が、ティリンス王の軍に急襲され、あっけなく捕縛されてしまいます。

うーん、見どころのないヘラクレスだこと(笑)。

しかし、処刑される寸前、父ゼウスに祈ったヘラクレスに神の力が宿り、手足を縛った鎖を引きちぎり、城壁を壊して、巨石を振り回して、敵兵を一人で壊滅。あまりの勢いに恐れをなしたティリンス王、処刑見物の場から、そそくさと逃げ出す始末。

これならヘラクレス一人で、ティリンス王の軍勢を打ち破れるぞー、やったー!、と思ったのですが、この神のパワー、限定的だったらしく、また普通のヘラクレスに戻ってしまうのでした。
どうも、神の力は、ゼウスの許可が下りた時しか使えないようです。
なんとも気の毒な設定です・・・。



【実はヘタレデス?】

一時的とはいえ神の力が宿ったヘラクレスを見た人々はこぞって、ヘラクレスに味方します。
現金な人々です・・・しかし、あのパワーを見たら神の力を信じてしまうのもうなずける。
ゴッドタイミング・・・ではなく、グッドタイミングで神の力を示したヘラクレス、というか神ゼウス、なかなか賢いと言えそうです。

この後、人々を率いて、ティリンス王の居城に攻め込むヘラクレス。
しかし、ここでも、城の中で大軍に囲まれ絶体絶命のピンチ。

・・・確か、ギリシャ遠征でも同じ手を喰ってピンチに陥っていたよなぁ。ちょっとは学習せい、ヘラクレス!

このピンチも、神ゼウスの力を使って、剣からサンダーボルトを放って、敵を全滅。
神の力、強すぎます。
ヘラクレスの力ではないところが、少々不憫なところ。

その後、ティリンス王とヘラクレスの一騎打ちでクライマックスを迎えますが、ティリンス王が強いのか、ヘラクレスが弱いのか、互角どころか、押され気味で戦うヘラクレス。

神の力がなくなると、とたんに弱くなるような・・・。普段からもうちょっと強くても良いと思うのだが・・・。
それでも、接戦を制して、ティリンス王を倒すことに成功するヘラクレスなのでした。

最後は勝利で飾ったからよいようなものの、神ゼウスの力がないと、結構危うかったヘラクレス。

人間ヘラクレスを描いたようで、なかなか面白い作品でしたが、下手すると、ヘラクレスが、「ヘタレデス」になってしまう危険がありました。
いやぁ、ひやひやさせられる内容でした。


【その他のレビューブログ】
「オリジナル要素が強すぎて「ヘラクレスじゃない」感が凄まじいし、だからといってそれが上手くいったとも思えないし…。」という感想がありましたが、オリジナル・ヘラクレスを描こうとして、果たして上手くいったのか、こけてしまったのか・・。

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