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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:歴史】 ヴァイキング ー誇り高き戦士たち

【評価】★★★☆☆

viking_roshia.jpg
2016年/ロシア
監督:アンドレイ・クラフチュク
主演:ダニーラ・コズロフスキー

タイトルは、「ヴィキング」ですが、内容は、900年代のロシアにあったキエフ公国を巡る歴史ストーリー。日本では、ロシアの歴史はあまりなじみがないので、興味を引きそうな「ヴァイキング」というタイトルにしたのかもしれません。

【ストーリー】
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970年頃のロシア。キエフ公国の王が死去し、領土を長男ヤロポルク、 次男オーヴルチ、三男ウラジーミルがそれぞれ継承する。
しかし、兄弟間の確執から、次男オーヴルチが長男ヤロボルクに殺されたことから、三男ウラジーミルと長男ヤロボルクの間にも争いが起こり、ウラジーミルがヤロボルクを殺し、キエフ公国の王の地位につく。
しかし、国内の不協和と外敵からの攻撃により窮地に立たされる。そこで、ローマ帝国との同盟を強めることで苦境から脱しようとするが、ローマ帝国は、その条件として、ローマに反旗を翻す都市を制圧することを要求してくるのだった。
その要求を受け入れ、堅固な城壁に囲まれた都市の攻略に乗り出す。正攻法では攻略が難しいことから、都市への水の手を絶つことで、都市の攻略に成功する。
この戦いの課程で、キリスト教に目覚めたウラジーミルは、キリスト教に改宗するのだった(完)。
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【人間関係の把握に苦労】

馴染みのないロシアの歴史ということもあって、ストーリーや人間関係の把握に苦労しましたが(そもそも、一番肝心な、長男、次男、三男の関係を理解できたのが、映画も終盤になる頃だったりと、私の理解力はだいぶ遅くなったのでした・・)、そこはかとなく、ロシアの歴史の雰囲気は掴めたかなぁと思います。

主人公は、三男ウラジーミルなのですが、歴史映画の主役と言えば英雄的人物と相場が決まっていそうですが、本作のウラジーミルは、そのような英雄的側面は薄く、どちらかというと様々な状況に苦戦し、物事がうまく行かない感じで、ちょっとパッとしなかったかも(笑)。



【人の支持を得ることが重要】

兄弟を倒し、キエフ公国の王座に就くウラジーミルですが、母親が奴隷であったという出自から、周囲から軽侮され、ウラジーミルに従うことをこころよしとせず、という人々に反旗を翻されたり、国内の宗教指導者の方が、民衆の支持を得ていて、思うように人々を動かせなかったりと、王になっても、何かと大変という感じです。

王座というのは、人の支持を得て、初めて意味をなすのだなぁと思いながら、映画を見ていたのでした。



【神の恩寵に恵まれた人物】

国内の反ウラジーミル派が、外敵と手を結んで攻め寄せ、いったんは、自分の城も燃え落ちる危険性のある火攻めで、なんとか撃退するものの、外敵の力は一向に衰えず、城陥落は時間の問題という状況にまでなります。
万事休すかと思ったところに、ローマ帝国の使者がキエフ公国を突如訪れたので、いったん休戦状態に。
ローマ帝国の要請を受け入れることで、窮地を逃れる展開になるのですが、多少、他力本願な展開が、気になるところです。主人公、絶体絶命のピンチに見舞われると、幸運に見舞われ窮地を脱するという展開が何度もあり、主人公は神の恩寵に恵まれた人なのかもしれません。

これが伏線になって、映画のラストではキリスト教に改宗するという展開につながったということなんでしょうか。
実は、宗教をテーマにした作品だったのかもしれません。

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[ 2019/06/17 00:00 ] 西洋史 | TrackBack(0) | Comment(0)

【洋画:西洋史】 スパルタ総攻撃

【評価】★★★☆☆

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1962年/アメリカ
監督:ルドルフ・マテ
主演:リチャード・イーガン

昔のペルシアとギリシアの戦争を描いた作品。少し前に流行った映画「300」の昔版ですな(昔版とか言うな)。以前から気になっていたのでレンタル。

【ストーリー】
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紀元前480年。ペルシア王クセルクセスは、ギリシャへの侵攻を開始。
スパルタ王レオニダスは、ペルシアの侵攻を防ぐべく、軍を招集するが、議会の反対にあい、300名の兵しか引き連れていくことができない。
そこで、狭隘な地テルモピュライでペルシアの大軍を迎え撃つ作戦を立てる。
300名の寡兵ながら地の利を活かし、ペルシアの大軍を数度に渡り撃退するが、テルモピュライの裏に回り込む間道を見つけたペルシア軍は、レオニダス軍の裏に回り込むことに成功。挟撃されたレオニダス軍は、降伏することなく果敢に戦い、全滅するのだった。
その後、ギリシアへの侵攻を続けるペルシア王だったが、海戦で手痛い敗北を喫し、ギリシア遠征に失敗するのだった(完)。
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【映画「300」の昔版】

数年前、300名の寡兵でペルシアの大軍を迎え撃ったスパルタ軍を描いた映画「300」が流行り、続編まで作られましたが、本作品は、映画「300」の昔版。
こちらの映画の方が、先に作られたのだから、映画「300」の昔版という言い方は非常に失礼ですな。



【スパルタ人=お祭り男】

映画「300」は、以前観ましたが、記憶には、マッチョ映画だったなぁという、謎の印象しか残っていませんが(笑)、本作は、テルモピュライの戦いに至るまでの経緯なども丁寧に描かれており、史劇映画という趣の強い映画です。

スパルタ王が、侵攻してくるペルシア軍を迎え撃つべく、軍を招集しようとしますが、議会は、「大事なお祭りが終わった後でないと、軍は出せない」と主張。緊急を要するスパルタ王は、300名の親衛隊のみを率いて進撃する羽目に。

どんだけ、重要な祭りなんだと、ツッコミが入りそうですが、その祭りがサンバ祭りとかだったら仕方がないな(・・・なぜだ)と思ったりして。
スパルタ人のイメージって、「お祭り男」っぽい感じなので、お祭り命の人たちなのかもしれません。



【まさかの「死んだふり作戦」】

そして、メインとなるテルモピュライの戦いへ。
ペルシア軍が、大軍の利を活かさない力押し作戦ばかりなので、少々、面白みに欠ける点はあるものの、スパルタ軍が、「死んだふり作戦」とか、なかなか面白い作戦を実行していたのは見ものでした。

ただし、戦いっぷりは、やはり、映画「300」の方が迫力あるかなぁと思うところですが、これは、最新技術や映画シナリオ技術の進歩など、昔より今の方がよりよくなるから仕方がない点ですね。

ラスト、ペルシア軍が、間道を発見し、スパルタ軍を包囲することに成功。
スパルタ軍は降伏を潔しとせず、包囲したペルシア軍が浴びせかける大量の矢を受け、バタバタと倒れていくシーンは、悲劇的ではありますが、美しさを感じました。

潔く死を選ぶというのは、日本人的にはグッとくるところですが、太平洋戦争の日本軍の玉砕精神と照らしてみると、こういうシーンでグッとくるというのも、我ながらどうかなと、ちょっと心に引っかかるところもあったのでした。

映画と現実はきちんと区別してということなのかなぁ。
この手の映画を見ると、つい、そういうことを考えてしまいますね。


[ 2019/04/29 00:00 ] 西洋史 | TrackBack(0) | Comment(0)

【洋画:歴史】 征服王ウィリアム ーソード・コンクエスト

【評価】★★☆☆☆

conquest_william.jpg 
2015年/フランス
監督:ファビアン・ドゥルジョン
主演:ジャン=ダミアン・デトゥイヨン

1060年頃に、イングランドを制圧し、ノルマン王朝を開いたウィリアム1世を描いた作品。歴史作品好きの私には、興味をそそられる作品でさっそくレンタル。
妻からは、「あー、ソードと征服。お好きなやつね、厨二病なやつ」と言われてしまいましたが、厨二病じゃないですってば! ちゃんとした歴史物です!

【ストーリー】
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イングランド制圧に向け、軍を進発させようと野営しているウィリアム1世。
進軍を待つまでの間、自分の息子に、これまでの苦難の道のりを語るのだった。
ウィリアム1世は、ノルマンディー公の息子として生まれたが、8歳の時に、父が死去、幼くして領主の座を継ぐことになる。
しかし、幼少であったことから、臣下の叛乱が起き、10年間の逃亡生活を余儀なくされる。
10年間の逃亡生活の後、フランス王の助力を得て、反乱軍を鎮圧。10年の歳月を経て、ノルマンディー公の地位に復権するまでの苦労を語るのだった(完)。
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【いまいち、ピンとこず】

イギリスの歴史には全く詳しくはなく、イギリス史の全体像を知らないということもあってか、本作品は、いまいち、よく分からない感じで終わってしまった。
日本人が、織田信長の歴史ドラマを見て理解できるけど、日本の戦国時代のことを知らない外国人が見ても、いまいちピンとこない、そんな感じだったかもしれません。



【そのエピソードを映画化しちゃう?】

ただし、見て思ったのは、ウィリアム一世の半生を描くのに当たって、そこに焦点を当てる!?という、びっくり感があります。

映画を見たところでは、ウィリアム1世は、幼くして領主の座に就くも、臣下の叛乱で10年間の逃亡生活を余儀なくされる。その後、フランス王の後押しを受け、領主の座に返り咲き、さらに、勢力を蓄え、イングランド全体を制圧。ノルマン王朝の開祖となる、こんな人物のようです。

本作では、10年の逃亡生活から、領主の座に復権するところまでを焦点を当て描いています。

徳川家康で例えると、幼少のみぎり、長い間の人質生活で苦労したというエピソードがありますが、この人質生活で苦労したという点に焦点を当てた作品といった感じ。

・・・盛り上がらないでしょ(笑)。

作品的には、徳川家康が、関ヶ原の合戦前夜、「幼少の頃は、人質生活で苦労したが、今川義元が桶狭間で討たれて、ようやく名実ともに三河の領主になったのだよなぁ」ということを思い浮かべ、その思い出を映像化したみたいな感じです。

関ヶ原の合戦前夜を舞台にして、そんな幼少のエピソードを作品化してしまう?、みたいなツッコミが入りそうです。



【そういえば、チンギス・ハーンの映画でも・・・】

映画では、過去の苦労を語り終えた後、「ウィリアムは、その後、イングランドを制圧し、イングランド王になったのだ」というナレーションを経て、終了します。
一番、美味しいところを、あっさりとしてしまう、ある種の潔さを感じさせました(笑)。

たしか、以前、チンギス・ハーンを映画化した作品を見たことありますが、同じように、「その部分を映画化するの?」とツッコミを入れてしまった覚えがありますが、著名な人物の場合、色々と映画化されているので、ニッチな部分に焦点を当てて映画化しようという思惑が働いたりするんでしょうか?


[ 2019/01/27 00:00 ] 西洋史 | TrackBack(0) | Comment(0)

【洋画:歴史】 ラスト・キング -王家の血を守りし勇者たち

【評価】★★★☆☆

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2016年/ノルウェー
監督:ニルス・ガウプ
主演:ヤーコブ・オフテブロ

最寄りのGEOで、借りるDVDを選んでいたらたまたま目に付いた作品。
北欧の中世歴史もの。即決でレンタル。

【ストーリー】
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1206年、ノルウェー王国。
国王は反体制派により暗殺されるが、死ぬ直前、村にいる生まれたばかりの隠し子に王位を譲ると宣言。
反対派は、王位簒奪のため、隠し子を殺そうとするが、国王派の戦士たちは、隠し子を見つけ出し、城に届け、王位につけようと奔走する。
雪の降りしきる王国において、スキーや橇で滑走しながら、追っ手を振り切る戦士たち。
そして、みごと、城に国王の隠し子を届けることに成功。
後に、この子は、立派な国王となり、王国に繁栄をもたらしたのだった(完)。
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【私をスキーに連れてって -中世編】

「私をスキーに連れてって -中世編」・・・じゃないか(笑)。
それは冗談として、内容は、乳飲み子を負ぶって、スキーをする話です(端折り過ぎ)。

さすがは、雪の国、北欧ノルウェーと言うべきでしょうか、中世を舞台にした話ですが、
追ってから逃げるために、スキーで疾走するという、雪国ならではの作品。
びっくりしました。

実話をベースにした作品で、後で、ネットで調べてみると、王家の血を引く乳飲み子を負ぶって、スキーで追ってから逃げたというエピソード、なんでも、ノルウェーでは有名な話で、その逸話に基づいたスキー大会すらあるそう。

事実は小説より奇なりと言えましょう。

そのうち、TV番組「いってQ」で宮川大輔が、そのお祭りに行くかもしれんですね。


【名君は生まれた時から違う!】

全体的には地味な話ではありますが、追っ手の騎馬軍団をスキーで華麗に逃げる、弓矢もスキーで華麗によける、極めつけは、スキーを履いた農民兵が、甲冑をきた騎士部隊に突撃を敢行(逆に戦いづらいだろう)と、どんな状況でもスキーを使う展開は、雪国ノルウェーの意地を感じるのでした。

それにしても立派なのが、王家の血を引く乳飲み子。
むさいおっさんの背中に長時間くくりつけられた上、本当に大事な王子を守る気があるの?といいたくなるくらい、激しくジャンプしたり、高速回転したりする、戦士のおっさんに文句ひとつ言わないんですから(まぁ、まだしゃべれませんが)。

ぜったい、うんこかおしっこ背中に漏らして報復したに違いないと思ったのですが、おもらし一つせず。
うーん、さすがに、将来、名君となるだけあって、乳飲み子の時から、一味違うようです。

スキー映画というと、トレンディードラマみたいな話しか想像できませんでしたが、まさか中世を舞台にしてもスキー映画が作れるというのは、目からうろこでした。


[ 2017/12/13 00:00 ] 西洋史 | TrackBack(0) | Comment(0)

【洋画:歴史】 シー・バトル -戦艦クイーン・エリザベスを追え!

【評価】★★★☆☆

sea_battle.jpg 
2012年/トルコ
監督:イェシム・セズギン
主演:バラン・アクブルト

第一次大戦時の海戦ものを描いた作品の模様。
なかなか硬派なパッケージに、思わず食指を動かされてのレンタルです。

【ストーリー】
===============
第一次大戦勃発前夜のオスマントルコ帝国。
イギリスを筆頭とした連合国と一触即発の状態にあったが、ついにイギリス海軍の侵攻により戦いの火ぶたは落とされることになった。
連合軍は、オスマン帝国の首都イスタンブールの占領を目指し、多数の戦艦で、イスタンブールに続くダータネルス海峡の制圧、突破を目指したが、海峡の構築されたオスマン帝国の要塞により作戦は失敗、海軍での突破はとん挫する。
連合軍は、次にガリポリ半島への上陸作戦を敢行する。
上陸地点に兵力を集中していたオスマン帝国軍との激しい戦闘が繰り広げられ、上陸、突破が難しいと判断した連合国軍は撤退するのだった。世にいう、ガリポリの戦いである(完)。
===============



【タイトルはちょっとひどいな・・・】

第一次大戦、イギリスを筆頭とする連合国をオスマン帝国が撃退に成功したのですが(この辺りの知識、全くなくて、初めて知った話でした)、ガリポリの戦いと呼ばれる、オスマン帝国と連合国との戦いを描いたのが本作品となります。

本作品のタイトルは、「シー・バトル」とあるだけに、海戦を描いた作品かと思いきや、海戦は序盤のみ、中盤から後半は、陸戦ばかりで、正確なタイトルにするなら、「陸上戦」ではないかと思います。

映画を見ていて、副題にある戦艦クイーン・エリザベス(連合国側の戦艦です)が、序盤早々、オスマン帝国の要塞から放たれた砲弾により撃ち沈められ、「あれ? シー・バトル、こんなに早く終わっちゃうけど大丈夫なのかいな」と心配させられ、本当にその通りになったのはびっくりでした(笑)。



【精神主義的な展開も】

戦いの経過は、オスマン帝国の実力を侮った連合国側が、油断その他、作戦の杜撰さで痛い目にあってしまうという展開ですが、オスマン帝国も、実力が上回る連合国に対して必死に戦いを挑んでいきます。

この必死さには、連合国の間隙をぬって、痛撃を加える作戦-連合国の艦隊の目を盗んで機雷を敷設して、大打撃を与えたりなど、なかなか見るべき面白い展開もあるのですが、少々、昔の日本軍みたいに精神主義的なところも強くて、その点は、興ざめする展開でもあります。

なにせ、砲弾を運ぶ車両が破壊され、300kg近くある砲弾をどうやって運ぼうか頭を悩ますオスマン帝国軍、そこに一人の勇気ある兵士が名乗りを上げ、「俺の背中に砲弾を置いてくれ」と言って、一人で300kgの砲弾を3発も運んでしまうなんていうムチャな展開も。
いや、その展開は、さすがにぶっ飛び過ぎだろうと、思わず突っ込んでしまいました。



【勝因は精神力だったかのか?】

後半は、上陸を目指す連合国軍と、それを阻止しようとするオスマン帝国軍の戦いとなりますが、物資が不足気味で不利な状況にあるオスマン帝国軍は、宗教心と愛国心の相乗効果で戦意発揚、不利な状況をも強靭な意志力で突破・・・と、どうも胡散臭い展開になってきます。

史実でも、実際、オスマン帝国軍が連合国軍を撃退しているわけなので、その勝因というものがあると思いますが、たぶん、精神力ではなかっただろうと思います。
その勝因がなんだったか、精神力という安直な理由で片づけないで、もうちょっと、リアリティのある理由で描かれているとよかったかなぁと思います。

ちなみに、この映画を見ていて、トリビア(?)だったのが、イスラム教の祈りの言葉。
キリスト教は、「アーメン」ですが、本作でオスマン帝国軍の兵士たちはお祈りの言葉として、「アーミン」という言葉を、頻繁に使っていました。
お祈りの言葉、似ているんですね・・・。これは、意外でした。

ラスト、最後の決戦シーンが描かれますが、オスマン帝国軍の兵士たちが祈りを捧げたのち、銃を手に突撃し、オスマン帝国軍と連合国軍の両軍が激突するという描写となっています。
なんだか、戦国時代の戦いのようでした・・・。
飛び道具があるのに、白兵戦というのもなぁ・・・(苦笑)。

トルコの国威発揚的な戦争映画といった雰囲気のある作品で、お国柄という感じもありましたが、第一次大戦にオスマン帝国が連合国軍を撃退したということを全く知らなかっただけに、興味深い内容でもありました。


[ 2017/11/30 00:00 ] 西洋史 | TrackBack(0) | Comment(0)
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kappa1973

Author:kappa1973
 
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★★★★☆:良い作品!
★★★★★:殿堂入り!?

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