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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:ギャング映画】 レジェンド -狂気の美学

【評価】★★★☆☆

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2015年/イギリス
監督:ブライアン・ヘルゲランド
主演:トム・ハーディ

イギリスの実在のギャングを映画いた作品。
どうも、自分には無縁の世界を描いた作品に興味を惹かれてしまうところがあり、レンタル。

【ストーリー】
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1960年代にイギリス、ロンドンに実在した双子のギャング、レジナルド・クレイ、ロナルド・クレイの半生を描いた作品。
理性的で知性のあるロナルドと、凶暴で統合失調症も患っているレジナルドの双子の兄弟は、ロンドン・イーストエンドの地から台頭し、ギャングとしてのし上がっていく。
ロナルドは、一人の女性に恋をし、結婚をする。彼女は、ロナルドがギャングから足を洗うことを望むが、現実は、その願いとは反対に、ますます、ギャングとしての地位を固めていく。
そのような状況が亀裂を生み、彼女はロナルドと離別し、自殺してしまう。
その後、ロナルドとレジナルドは、対立するギャングや、裏切った仲間を自らの手で殺すなど、事件を引き起こし、2人とも警察に逮捕され、その生涯を刑務所の中で終えることになる(完)。
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【双子のギャング】

実在したギャングを描いた作品。
双子のギャングで、兄は理性的、弟は凶暴と正反対の性格を持ちますが、絶妙なコンビで、暗黒街をのし上がっていくというストーリー。

片一方は理性的、片一方は凶暴というのは、典型的なコンビパターンなのでしょう。

例えると、警察で、容疑者の取り調べをする際、一方は脅し役、一方の警官はなだめ役、こんな感じでしょうか(ギャングを警官に例えるのはいかがなものか)。



【ギャング映画っぽさは薄い】

映画は、実在ギャングを描いているものの、ギャング同士の抗争や、裏社会の話というよりは、双子の片割れの兄と恋人との関係を軸に描いています。
そのため、ギャングっぽい凶暴さや裏社会的な印象はなく、まっとうなビジネスをやっている人に見えなくもない。

できれば、裏社会での抗争とか、ギャング界を牛耳っていく過程が描かれていると、ギャング映画としての面白さがあったのになぁ、と残念なところでした。

ただ、弟のやばい雰囲気はよく出ていたように思います。



【最後の転落】

後半は、兄と恋人(妻)との関係破綻、警察に逮捕され転落するという終わりですが、双子の二人が転落する過程も、もうちょっと丁寧に描いていると、色々と感じられる部分もあったのではと思います。

最後に二人が人生を転落する過程も、突然、切れて殺人を行い、逮捕される、という急展開な転落だったので、ちょっと唐突に感じられました。

ギャングとかって、ファミリーというくらいなので、血縁関係が重視されるので、こういう双子でギャングやってます、っていう例もあるのでしょうか。いろいろなギャングがいるんだなぁと、その点は、興味深く見たのでした。



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【洋画:ドキュメント】 カルテル・ランド

【評価】★★★★☆

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2016年/メキシコ、アメリカ
監督:マシュー・ハイネマン

メキシコの麻薬カルテルを巡るドキュメンタリー。本でもメキシコの麻薬カルテルについて、読んだことがあり、その衝撃に驚きでしたので、更に実情を知りたくレンタル。

【ストーリー】
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麻薬カルテルがはびこるメキシコ。
政府すら信用がおけず、警察がカルテルと癒着し、カルテル絡みの大量殺人などの犯罪も取り締まられることはなく、無法状態で一般市民はカルテルの脅威にさらされている。
そのような中、自らの手で安全を取り戻そうと、一般市民が自警団を結成し、町からカルテルを追い出す動きが出始める。
自警団とカルテルの間で銃撃戦が起こるなど過激さも増すが、カルテルの脅威にさらされている人の中には、自警団に賛同する人も多くいた。
しかし、政府は、市民が勝手に武装し暴力行為に及ぶことを危険視し、自警団を鎮圧しようとするが、市民の後押しがある自警団を潰すことはできなかった。そこで、政府は、自警団を取り込むため、警察の直属組織になることを持ちかける。
自警団を主導していたリーダーは、政府は信用できないとして、その申し入れを拒否しようとするが、自警団のメンバーは、政府組織となる魅力に抗しきれず、リーダーを追放し、政府組織に加わるのだった。
追放されたリーダーは、武器の不法所持の理由で、逮捕、投獄されてしまうのだった(完)
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【メキシコ麻薬戦争の壮絶さ】

メキシコの麻薬戦争の状況は、本や他のドキュメンタリー映画などでも見たことがあるので、その凄まじさは分かっていたつもりですが、やはり、この題材を扱った作品を読んだり見たりすると、その凄まじさは新鮮さを持って迫ってきます。

今回の作品は、麻薬カルテルに支配された街を取り戻そうと、市民が自警団を結成して立ち上がったという話のドキュメンタリー。
眼には眼を、歯には歯を、銃には銃を。
そんな世界の話です。



【麻薬カルテルの残忍さの数々】

まず、何より衝撃を受けるのは、麻薬カルテルの残忍さ。
麻薬カルテルが行った数々の大量殺人、残虐行為についても、今作品では、映像、インタビューで触れらていますが、殺害した相手の首を切り落とし、路上に転がすという行為(実際、いくつもの転がった首を映した写真も、本作品では出てきます)、罪のない人々を生きたまま焼き殺したり、残虐な拷問の末殺害したりといったことについてのインタビューなど、まぁ、それは人間のなせる業なのかと思わざる得ません。

そんな組織が跋扈する街を取り戻そうと立ち上がるということは勇気のあることであり、多くの人々から支持を受けるのも納得という気がします。



【自警団の結成】

自警団というからには、日本のように拍子木を打ち鳴らして、「火の用心」と言って町々を回るような平和的なものではなく、武装して、麻薬カルテルのアジトを突き止め、襲撃し、時には銃撃戦に及び、カルテルのメンバーの身柄を確保し、警察当局に引き渡す-ある種暴力的な面も持ち合わせることになります。

難しいのが、自警団が結成時のように、純粋な目的で動く人ばかりではなく、武力を手にしたことにより、麻薬カルテルと同じような行為をする人も出始めるという点。

権力や武力を手にすると、その扱い方が分からない人というのは結構いるというお話。



【自警団を潰そうとする動き】

自警団も規模が大きくなるにつれ、活動の範囲、幅が広がるとともに、組織のあり様も変節してくるという、どんな組織でも陥る病理を抱えることになります。

そして、自警団の動きを警戒した政府-政府もまたかなり腐敗していて、麻薬カルテルと癒着していたりするのですが-は、自警団を潰そうと動き出すことになります。

しかし、市民の信用を全く得ていない政府は、自警団を潰すことができず、逆に取り込むことを画策。
自警団を政府の一組織として認め、指揮下に収めようと働きかけを行います。

自警団の中も、非合法な活動でなく政府に認められた方がよいとする人、政府が信用できないから自警団を立ち上げたのに、政府に組み込まれては意味がないとする人、それぞれで対立が生じ、結局、反政府派の自警団リーダーは追放、逮捕され、自警団は、政府の中に組み込まれてしまうという結末を迎えます。



【政府の統治能力のなさ】

結局、政府のガバナンスが機能しておらず、市民から一切信用されていないことが、メキシコの麻薬戦争を巡る悲劇を巻き起こしていると言えます。
政府の立て直しができない限り、メキシコの麻薬戦争の悲劇は永続的に続き、本作品のように市民の中から立ち上がることでしか、解決策がないのかもしれません。

ただ、市民が決起するというのは、その先には革命や反政府運動などにもつながる可能性があり、国自体の存立すら危ういのでは、そんな危機感を抱かせる作品です。




【洋画:ギャング映画】 ボーダーライン

【評価】★★★☆☆

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2015年/アメリカ
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
主演:エミリー・ブラント


DVDの予告で面白そうだったのでレンタル。善と悪の境界線は・・・・といったテーマの話は、案外と好きなんです。

【ストーリー】
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FBI捜査官のケイトは、麻薬カルテル撲滅捜査のため、国防省やCIAと共同での作戦に参加することになる。
国防省の作戦は、隣国メキシコを拠点とする麻薬カルテルを叩き潰すために、メキシコに潜入し、麻薬カルテル関係者の射殺や拉致・誘拐による情報収集活動など、明らかに違法な行動であった。
超法規的な行動をとるCIAや関係者に不信感を抱くケイトであったが、麻薬カルテルの撲滅には、そこまでしないと効果がないことも分かっており、その矛盾に葛藤を覚えるのだった。
そして、麻薬カルテル撲滅の最大の作戦が実施される。
アメリカ国内に潜伏する麻薬カルテルのボスをメキシコにおびき寄せ、メキシコでボスや幹部クラスを一掃するというもの。
しかし、作戦の結果、麻薬の密売をCIAの管理下に置くことを目論んでいるものだということを知り、正義感から作戦を止めようとするが、逆に銃で撃たれてしまう。
そして、CIAの協力者として作戦に加わっていた男は、メキシコに戻ったボスを捉えて利用、さらに組織の頂点に君臨するボスの元にたどり着き、そのボスを家族もろとも皆殺しにすることで、作戦は成功裡に終わるのだった(完)。

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【超法規的な作戦】


麻薬カルテルを撲滅するアメリカ政府の作戦を描いた作品。
作戦には、悪名高き諜報機関CIAが加わっていることから、作戦自体が超法規的となり、法律を遵守し市民を守るために働いてきた主人公ケイトは、作戦と自身の正義感の板挟みとなり、葛藤することになります。

麻薬カルテルの撲滅には、法律順守ではなかなか達成できないジレンマも分かりつつも、毎回思うことながら、CIAの無軌道ぶりは、やはり疑問を感じるところです。



【ボーダーラインを踏み越えるか】


超法規的な作戦を前に、主人公は、善悪の境目―映画のタイトルにある「ボーダーライン」(これは邦題であって、原題は「殺し屋」というタイトルだそうですが)をまたぐか、踏みとどまるか迷うことになります。

まぁ、一緒に行動しているCIAの連中は、メキシコの渋滞する道路のど真ん中で、対象者を車ごとハチの巣にしたり、捉えた麻薬カルテルの関係者を拷問により情報を引き出したりと、ボーダーラインの彼方に行っちゃっていますが。

対象が、凶悪な麻薬カルテルなので、「まぁ、これも仕方ないか」なんて思えるかもしれませんが、実際には、敵と見なせば、凶悪であろうと市民であろうとお構いなしに無軌道ぶりを発揮するでしょうから、正直、CIAの超法規的な行動はかなりやばいなぁと思います。
そもそも、他国であるメキシコに入りこんで、好き放題するという辺りから、端から法律順守は頭になさそうで、麻薬カルテル並みに危険という感じがします。



【法令順守は端から無視】


こんな野蛮っぷり全開のCIAと一緒に行動するため、悩みの尽きない主人公ケイトですが、ついに、麻薬カルテル撲滅の最大の作戦が決行されることになります。
アメリカ国内の麻薬カルテルを牛耳るボスの潜伏場所が分からないので、メキシコにおびき寄せて、メキシコ国内で始末してしまおうという作戦。

こらー、最初からメキシコで片をつける気なのか。最初から、法令順守とか外交問題とか全然無視ですな(苦笑)。
そりゃあ、主人公ケイトも苦労しますわ。

ちなみに、「この作戦は、政府上層部のお墨付きだから、超法規的行動とか気にすることないぞ」って、アメリカ政府も無茶苦茶でんがな。



【アメリカの病理―それは暴力至上主義】


この作戦の無茶苦茶ぶりに、切れたケイトは作戦を止めに入りますが、逆に、CIAにちゅうちょなく撃たれてしまいます。防弾チョッキを着ていたので、軽傷で済みましたが、味方だろとお構いなしというのは、すさまじい。

作戦は見事成功、アメリカに潜伏していたボスだけでなく、メキシコに拠点を構える麻薬カルテルの頂点に君臨するボスの暗殺までも成功。
ただ、これで、アメリカの麻薬戦争が終結することはなく、さらなる泥沼に陥っていくのだろうなぁ・・・。

暴力で物事を解決しようとして出来ない、アメリカの病理のようなものを感じさせる作品でした。


【洋画:ギャング映画】 俺たちに明日はない

【評価】★★★★☆

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1967年/アメリカ
監督:アーサー・ペン
主演:フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン


以前、現代のボニー&クライドと銘打った作品「ニューヨーク・ギャングスター」を見たら、超ヘボ映画だったので、それだったら、本物のボニー&クライドの映画を見たろうじゃないかということでレンタル。

【ストーリー】
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1930年代、不況下のアメリカ。
ボニーとクライドは偶然知り合い、退屈な毎日を吹き飛ばすため、銀行強盗を行う。
思いのほか上手くいった二人は、次々と銀行強盗を繰り返す。
クライドの兄夫婦も仲間に加わるが、襲撃の時に警官を何名も射殺したため、引くに引けな状況に陥る。
警官隊に追われる立場となり、兄夫婦は射殺、逮捕される。
仲間となった前科者の実家を頼って逃げるが、そこで密告をされ、ボニーとクライドは、警官隊の待ち伏せにあい、ハチの巣にされて、その生涯を閉じるのだった(完)。

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【疾走感のある作品】


昔の作品なので、演出や表現にあまり技巧が凝らされていない印象ですが、それがスピディーな感じがして、思った以上に疾走感のある作品でした。

内容は、1930年代、アメリカに実在した銀行強盗団ボニー&クライドを描いた作品。

映画冒頭から、いきなり、ボニーとクライドが出会ったかと思ったら、「毎日が退屈だから、面白いことしようぜ」という感覚で、いきなり銀行強盗をおっぱじめる展開は、最近の映画ではなかなか見ない、単刀直入な展開です。

こういう展開が、今見ると、非常に新鮮。



【チームの難しさ】


銀行強盗をして、追いかけてきた銀行員は射殺、自分たちを遮る警官隊も射殺と、普通に考えると、かなりひどいことをしていますが、基本的にボニーとクライドの立場で描かれ、全体的に軽妙な雰囲気を漂わせているため、残忍な行為に気が滅入ってくるなんてこともなく、楽しんで(という表現も変ですが)見ることができます。

銀行強盗を繰り返すうちに、クライドの兄夫婦や前科者が仲間に加わり、さらに、荒らしまわりぶりが派手なため有名にあり、警察隊に追われる立場になります。

仲間となった面々が、有能というわけでもなく、逆に足を引っ張りかねない存在で、チームや仲間意識にかけ、メンバー内で対立や亀裂が走るという展開も、なかなか現実的というか、チームを作ることの難しさを実感させます。



【兄夫婦の射殺、逮捕】


銀行強盗で荒らしまわり、有名になればなるほど、警官隊の追及は厳しくなり、まさに、映画のタイトル「俺たちに明日はない」という状況に追い込まれ、それが、ますますメンバー内の亀裂を大きくすることになるわけです。

結局、メンバー内の対立や不協和音が原因で、警官隊に居場所を突き止められ、兄夫婦は射殺、逮捕されることに。

破局の予兆という感じがする一方、不協和音の原因であった兄夫婦がいなくなったことで、先が開けたとも感じられるわけで、さてさて、どうなることやら。



【ボニー&クライドを支持する人々】


ボニーとクライドは、仲間に加わっていた前科者の実家に避難することに。
前科者の父は、いまや有名人であるボニーとクライドを表向きは歓迎するものの、本心では無法者として敵視しています。

映画の中では、ボニーとクライドを助ける人が多く登場し、結構びっくりしたのですが、それだけ、政府に対して反感を持ち、政府を敵に回すボニーとクライドを応援する気持ちが強かったということでしょうか。
犯罪者や無法者が支持を集める状況というのは、それだけ、政府に対する信頼がない裏返しなのかもしれません。



【アメリカらしい作品】


もちろん、ボニー&クライドを支持する人ばかりでなく、基本的には、彼らを無法者として恐れ、敵視する人も多くいるわけです。

ボニーとクライドは、そんな人により、警察に密告され、最後は、警官隊の待ち伏せ攻撃に会い、二人ともハチの巣になって最期を迎えます。

うーん、西部劇の世界だなぁ。
実際、ボニーとクライドの最後が、ここまで激しいものだったかは分かりませんが、アメリカが舞台だとリアリティがありまくりです。

もし、これが日本を舞台にしていたら、話も、全体的にジメジメした感じになりそうですし、ハチの巣にされて殺されてしまうなんていう結末は、すごく嘘っぽくなるだろうなぁ・・・。
そう考えると、この映画は、まさにアメリカらしい作品です。


【洋画:ギャング映画】 ニューヨーク・ギャングスター

【評価】★★☆☆☆

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2015年/アメリカ
監督:ニック・サンドウ
主演:ヴィンセント・ビアッツ、パトリシア・アークエット


DVDの予告を見て、面白そうじゃん!と思いのレンタル。
DVDのパッケージには、「現代のボニー&クライド」と書かれており、なかなか期待感を高めます。

【ストーリー】
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チンピラのトーマスは、マフィアのボス・ゴッティに憧れていたが、ゴッティが逮捕され裁判にかけられるのを知って、なんとか救出できないかと思っていた。
何か手立てはないかと裁判所に通ううち、ローズという女性と知り合い、恋仲に陥るが、ゴッティがついに有罪判決を受けたことをきっかけに、トーマスの中で、何かが切れ、ローズと二人で、カジノ強盗をするようになる。
数々のカジノを荒らしまわり大金を手に入れるトーマス。
場数を踏み、度胸がついたトーマスは、ニュースで常にゴッティを批判し続けたニュースキャスターを暗殺することを思い立ち、実行に移すが、重傷を負わせるものの失敗してしまう。
さらに、襲撃されたカジノを取り仕切っていたマフィアの怒りにも触れ、ついに、マフィアの手により二人は射殺され、あっけない最後を遂げるのだった(完)。

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【現代版ボニー&クライド・・・なのか?】


1990年代の実際の事件を元にした作品のようです。

トーマス&ローズのカップルが、カジノ強盗でニューヨークの街を荒らしまわるという話ということで、1930年代に銀行強盗で中西部の地を荒らしまわったボニー&クラウドの現代版という触れ込み。

ボニー&クライドは、映画「俺たちに明日はない」で一躍有名ですが(と言いつつ、この映画見たことないんですよね・・・)、それを上回る作品化というと、「俺たちに明日はない」を見たことがないので、偉そうなことは言えませんが。かなり下回っちゃったなぁという内容でした。



【前フリが1時間】


映画中盤過ぎまでは、主人公トーマスが、マフィアのボス・ゴッティを、有罪裁判からなんとか救い出そうと画策する展開が延々と続きます。
その策とは、裁判の陪審員を買収するというものなのですが、作戦がかなり大味で杜撰なので、頭脳戦的な面白さがあるわけでもなく、ただただ、ダラダラと話が続いているだけの印象。

正直、眠ってしまいそうになった。というか、一緒に見ていた妻は中盤、かなり熟睡してました(お疲れさまー笑)。

当然、作戦は失敗するわけで、ボニー&クライド的な動きは、この後から始まります。

つまりは、中盤くらいまでの話は、ボニー&クライドにつなげるための前フリなわけで、それを1時間も延々と見せる意味はなかったのではないかなぁ。
10分程度、長くても15分程度でまとめられたし。



【見どころはどこだったかと言うと・・・】


映画自体は90分と、短めの作品なのですが、中盤までの1時間がダラダラとしすぎて、「ゴッドファーザー」並みの超大作に感じられたぞ(笑)。

そして、見せ場のはずのボニー&クライドの場面(要はカジノ強盗のシーンですな)は、今度は、かなりすっ飛ばして、雑な描き方。

・・・メリハリのつけ方が逆の気がするぞ。
このメリハリの逆張りによって、何の映画だか分からなくなったのでした。
映画終了後、妻より「で、この映画は、どの辺りが見どころだったわけ?」と小一時間詰められるはめに(トホホ)。

見ていて思ったのは、主人公のトーマス&ローズが、小物過ぎたのが大きな問題だったのかもしれません。
小物すぎる故に、行動は行き当たりばったり、英知のきらめきなど、キラッと光る部分もなし、そういう意味で、見どころが全然ないんだよなぁ・・・となってしまうわけで。

ボニー&クライドには、到底及ばずと言ったところでしょうか。

今度、「俺たちに明日はない」を探してレンタルしてみるかなぁ・・・。



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プロフィール

kappa1973

Author:kappa1973
 
読んだ本と映画について、感想を書いていきたいと思います。
 
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★★★★☆:良い作品!
★★★★★:殿堂入り!?

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