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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【漫画:SF】 DUMPS 完全版(全1巻)

【評価】★★☆☆☆

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著者:石原 理
出版:宙出版


不法投棄され街をうろつくアンドロイド達を回収・再生することを生業とする青年を主人公とした「DUMPS」の他、3編を収録。
まずは、4編の概要を紹介です。

「DUMPS」
不法投棄された街をうろつくアンドロイド達を回収・再生することを生業とする主人公。
ある日、主人公は、人間と機械の両方の性質を持つ新型アンドロイド炎と出会う。
炎は、自分が完全に機械になってしまうのを恐れて、自分を生み出した人間を捜すため、製造元の企業から逃げ出したのだった。
主人公は、そんな炎に共感し、炎を手助けするのだった・・・。

「GEOFRONT BASEBALL GAME」
企業などのコンピューターにハッキングしてデータやシステムを壊すことに楽しみを見いだす少年集団。
主人公は、彼らに狙われた企業から防衛を依頼され、知能戦の末、少年集団の裏をかいて、ハッキングを破るだけでなく、彼らのシステム自体をも破壊することに成功。

「イージーカッター1 運命は舞い降りた」
街のチンピラ軍団を退治する話・・・かな?

「イージーカッター2 倒錯Cityに爆竹を鳴らせ!」
地下社会で花火で盛大に年明けを祝うことになったので、警察の裏をかいて、花火をいっぱい集めて、見事、花火での年明けの祝いを成功させたよ、という話。


正直、あまり内容を理解できませんでした・・(汗)。
大筋は分かるのですが、細かな部分や話の展開にまったくついて行けず、気づけば、一体何の話になっているんだっけ・・・となることもしばしば、戻って読み返しても、結局、話がよく見えず、「えぇい、とりあえず先に進んで読むか」とやってしまい、最終的には、ぼやっとした内容しか頭に残らないという結果に。

例えると、数学の証明を読んでいて、途中で、ロジックが理解できないまま、とりあえず先に進んでみたものの、もはや、何の証明をしているかすら見失ってしまった・・・そんな感覚でしょうか。

話があまり理解できなかった原因は次の3つだと思います。

(1)シーンや場面が飛んでしまうことが多い。
話が突然飛んでしまって、かつ、登場人物同士の断片的な会話で、場面を説明しようとする手法が多いので、「何で、突然、この場面に?」とか、「この人達は、一体何の話をしているんだっけ?」ということが多かった気がします。
その結果、話が全く見えなくなってしまう結果に・・。

(2)背景や人物の行動の説明が不足気味
色々な登場人物が、何かの目的を果たすために、何かをするわけですが、「何の目的」で行動しているのかの説明があまりない上に、「何をしているか」も正直はっきりしないので、読んでいる最中は、五里霧中という状態。
行動した結果をもって、後から、「これこれの目的で」、「こういう行動を取っていたのか」と分かることもあるのですが、話の筋を理解するには、非常に骨が折れるなと思いました。

(3)用語がわからん
サイバーな感じの雰囲気を出すため、たくさんの専門用語(実は、作者の造語?)が出てくるのですが、これまた、あまりちゃんとした説明がされないことが多いので、これまた、話を理解する阻害要因になっているような・・。


ということで、話を理解していないので、レビューを書く資格もなさそうなのですが、理解の範囲内で記しておこうと思います。

「DUMPS」
設定から、映画「ブレードランナー」やSF小説「アンドロイドは電気羊の夢をみるか」みたいな感じの話かなと思いきや、だいぶ異なる内容。
人間と機械の中間みたいな存在「炎」が本編の重要な鍵になるのですが、色々な登場人物が、「炎」をどうしたいのかがはっきりしないので、話がもやもやした感じに。
もっと、少年漫画のように対立構造(例えば、会社と主人公など)がはっきりしていると分かりやすいのですが、世の中、善か悪、1か0といった単純なものではないよ、ということかもしれません。
水戸黄門的な単純世界を楽しみたい人には、不向きな世界観であることは確かなようです。

「GEOFRONT BASEBALL GAME」
4編の作品の中では、この話が比較的面白かったかなと。
少年集団が、企業にハッキングをかける技術的手法について、漫画の中で説明がされていましたが、全然、理解できねぇ・・・。
たぶん、これが理解できるかどうかで、話の面白さが半減するかどうかの分かれ道でしょう。
対する主人公側は、システムの中にウイルスを置いておいて、少年集団側がハッキングした際に、少年集団のコンピュータがウイルスに感染する仕掛けをしておくという方法で対抗。
で、少年集団は、見事、仕掛けに引っかかって、あぼーん・・・という結末。
ただ、この辺りの攻防が、あっさりしすぎているかな。
おそらく、少年漫画だったら、この辺りの攻防戦の心理戦・知能戦を限りなく引っ張って描くところでしょうが、そこが少年漫画とは違う印象。
どちらかというと、戦いの模様よりも、人間関係の方に比重を置いて描いているという点、少女漫画的な作品かなという印象です。

「イージーカッター」
特殊な遺伝子を持つ者達の物語。
具体的には、脳の活動が活発化すると、電気を帯びる神経を持つ者など・・・。
そんな彼らを政府は何とかしようとしますが、彼らは彼らで地下社会の住人として生き延び、様々に活躍するというストーリー。
なんだか、こんな風に書くと、「X-MEN」?みたいな話ですが、こっちの方がもっと人間っぽいです。
「イージーカッター」の2編は、昨日読み終わったばかりというのに、ほとんど、記憶に残っていないので、これ以上、書きようがありません・・・(苦笑)。


まぁ、本作品についての正直な感想を言うと、「理解できませんでした」ということでしょうか。

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[ 2012/07/16 22:01 ] SF | TrackBack(0) | Comment(0)
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kappa1973

Author:kappa1973
 
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