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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:ホラー】 デッド・セブン

【評価】★★★☆☆

dead7.jpg
2016年/アメリカ
監督:ダニー・ローウ
主演:ニック・カーター

昨今のコロナウィルス騒ぎは、ゾンビ映画の世界の様相に似てきたなぁなんて思っていたので、なんだか久々にゾンビ映画が見たくなったのでした。

【ストーリー】
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ゾンビウイルスが蔓延し、人類が滅びつつある世界。
人々は、孤立した各町々に居住しているが、ゾンビを従えるアポカリスプという集団の襲撃におびえる日々だった。
人々は、アポカリスプを率いる頭目を討伐するため、討伐隊を結成。10名弱のメンバーがアポカリスプの頭目討伐に、アポカリスプの本拠地を目指すのだった。
しかし、討伐隊が町を離れた隙を狙って、アポカリスプの頭目はゾンビ軍を率いて町に襲撃をかける。それを察知した討伐隊のメンバーは町に戻り、アポカリスプの軍隊と対決、頭目討伐に成功するが、メンバーのほとんども討ち死にしてしまうのだった(完)。
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【ゾンビ版「七人の侍」】

ゾンビ軍団を率いる盗賊(?)に悩まされる町人たち。
ゾンビ盗賊団を撃退するため、腕の立つ連中を集めて対抗する-なんだか、聞いたような構図だなぁと思ったら、黒沢明監督の映画「七人の侍」じゃないですか。

ストーリー展開はだいぶ違いますが、映画「七人の侍」(もしくは、「荒野の七人」かな)にヒントを得て、本作は作られたように感じました。



【士は己を知る者のために死す】

色々と設定は謎で、その最たるものが、ゾンビ軍団を率いる女ボス(人間)と、その右腕のピエロ男(人間)。
人間がゾンビを率いることができる理由は不明ですが、映画の中の説明だと、どうも、女ボスはゾンビのことをきちんと理解しているので、ゾンビを率いることができるらしい。
「士は己を知る者のために死す」なんていう言葉がありますが、ゾンビ、まさに士ですな(笑)。

他方で、女ボス率いるゾンビ盗賊団に対抗するのが、町の保安官が集めた多彩なアウトローな面々。
ガンマンに始まり、カウボーイ、忍者、聖職者、酔っ払い(飲めば飲むほど強くなる!)、ガンマニアなどなど。
アメリカ映画のため、ガンマン系が大目ですが、RPGだったら、多彩なパーティーを組めること請け合い。

そして、アウトロー集団も、ある種、「士は己を知る者のために死す」的なキャラクターたちで、こうやって整理すると、士と士の戦いを描いた作品と言えそうです(嘘っぱち)。



【アウトロー集団の死に様】

ゾンビ盗賊団とアウトロー集団の血で血を洗う抗争が行われるわけですが、アウトロー集団は戦いの要所要所で、続々と死んでいきます。
そして、最後の決戦では、アウトロー集団、ほぼ全滅に近い打撃を受けつつ、ゾンビ盗賊団の頭目を全て討ち果たし、戦いに勝利。

アウトロー集団の死に様が見所映画のようでして、自分で頭を拳銃で撃ち抜くという定番(?)から始まり、爆死、敵との相打ち、ゾンビになったところを仲間に殺されるなど、多彩な死に様。
ちなみに忍者キャラは、切腹です。アメリカ映画っぽいなぁ(笑)。

さすがに映画「七人の侍」と比べてしまうと、月とすっぽんではありますが、「七人の侍」×「ゾンビ」×「アメリカン」で融合するとこんな映画になるんだなぁということを知るには一見の作品かもしれません。

昨今のコロナウィルスに恐怖する世の中がゾンビ映画の世界観を思い起こすなぁと思って借りた映画でしたが、本作について言うと、全くことなる世界でした(そりゃそうだ)。



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【洋画:ホラー】 デッド11 -復活ナチスゾンビ軍団

【評価】★★☆☆☆

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2017年/カナダ
監督:レオ・シャーマン
主演:ロブ・アーチャー

タイトルからして三流映画臭が大いに漂いますが、ゾンビ映画だから借りないとなぁ(どんな義務感だ!?)という使命感からレンタルしたのでした。

【ストーリー】
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第二次大戦の終戦間近のヨーロッパ。
イギリス軍は、敗走するドイツ軍を追い進軍していたが、ナチスドイツが敗走時に放棄していった秘密の地下研究施設を発見する。そこで、ナチスドイツが危険な兵器開発を行っていた可能性があることから、探索部隊を編成し、地下研究施設に潜入させる。
地下施設では、人間を凶暴化させる寄生虫の研究・開発が行われており、ナチスドイツがいなくなった施設には、寄生虫に感染し凶暴化した人間が徘徊していたのだった。
また、この研究を主導したナチスドイツの研究者も一部、施設に残っており、この寄生虫をヨーロッパにばらまき、戦況の巻き返しを画策していた。
施設に潜入したイギリス兵たちは、危険な寄生虫を地上に蔓延させないため、施設ごと爆破し、施設を破壊することで世界の危機を回避したのだった(完)。
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【意外と真面目なゾンビじゃない映画】

邦題のサブタイトルに、「復活ナチスゾンビ軍団」などと、かなりおどろおどろしいタイトルが付いておりますが、映画の内容は果たしてゾンビ映画なのかというと、正確にはゾンビではなく、意外と真面目な作りの作品。
Z級映画的馬鹿っぽさを期待すると外します。って、そんなこと期待する人は少ないか。



【定番ストーリー×ありがち設定】

ナチスゾンビが、人間を凶暴化させる寄生虫を兵器利用として開発しており、その蔓延を阻止するため、イギリス軍-正確にはイギリス軍の要請を受けたカナダ兵というよく分からない設定なのですが、多分、何かのこだわりの設定なのでしょう-が、ナチスの研究施設を破壊するという展開。

人類に脅威となるウィルス(本作はウィルスではなく寄生虫ですが)の蔓延を防ぐため戦うという設定は、バイオハザード以降、定番のストーリーで、このストーリーは、正直オリジナリティに欠けるきらいはあります。
また、敵役にナチスドイツというのも、ありがち設定で、「定番ストーリー×ありがち設定」という映画では、見どころを作るのに苦心するだろうなぁと思いつつ見ていましたが、予想通り、盛り上がりに終始欠ける内容でした。



【気色悪さが売り】

唯一、見どころと言えるのは、意外とグロい描写でしょうか。これを見どころと言ってよいか分かりませんが、ホラー映画なので、見どころと強弁して良いでしょう。

なにせ、人間凶暴化の元凶が寄生虫の一種の線虫という設定で、ゾンビ(感染者)の鼻の孔から、大量の白い線虫がもさもさとあふれ出す描写は、「ちょっと、鼻毛伸びすぎですよ?」とツッコミを入れるのもはばかるほど、気色悪い。
それから、凶暴化の元凶を探るため、ゾンビの死体の胸から腹にかけて、かっさばいて体の中をこじ開けると、うじゃうじゃ線虫がうごめいているとか、生理的な気持ち悪さはなかなかのものでした。

「定番ストーリー×ありがち設定×気色悪さ」という3つの掛け算によって生まれた本作、まさに、名作・・・になるわけはないですね(笑)。


【洋画:ホラー】 サンズ・オブ・ザ・デッド

【評価】★★☆☆☆

suns_dead.jpg
2015年/アメリカ
監督:コリン・ミニハン
主演:ブリタニー・アレン


久々のゾンビ映画をレンタル。妻から、「ゾンビ映画好きだよね。もしかして、ゾンビに憧れてる?ゾンビになりたいとか?」・・・ゾンビになりたいって、そんな人いないでしょ、と思いましたが、ハロウィンで、ゾンビに扮装する人結構いるから、意外と願望あり?

【ストーリー】
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ゾンビが蔓延する世界。
砂漠に取り残された主人公は、飛行場まで徒歩で目指すが、一体のゾンビに付け狙われてしまう。
ゾンビは足が遅いことから、追いつかれないように歩き続ける主人公だったが、ゾンビはあきらめることなく、主人公の後を追い続けるのだった。
途中、主人公は暴漢に襲われるが、ゾンビによって助られ、それをきっかけに主人公とゾンビの間に交流が芽生え、ゾンビをお供に、旅を続けることにする。
しかし、警備をしている軍隊にゾンビが見つかり、ゾンビは瀕死の(?)重傷を負わされ、主人公は自らの手で、ゾンビを始末するのだった。
その後、無事、飛行場についた主人公は、自分の子供が一人、家に取り残されていることを知って、救助に向かう。
子供と無事会えたが、家はゾンビの大群に包囲され、一人果敢にゾンビの群れに立ち向かうのだった(完)。
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【ウサギとカメ?】

映画の終盤くらいまで、主人公と一体のゾンビしか登場しないという、かなり斬新なストーリー建てとなっています。
目的地である飛行場を目指し、砂漠を歩く主人公。その後を執拗に追い続ける一体のゾンビ。
ゾンビは足が遅いのですが、休むことなく着実に歩み続ける姿は、昔話「ウサギとカメ」のような展開。
終盤あたりまで、ただただ歩き続ける主人公とゾンビを映し出すだけの話なので、なかなか退屈なのですが(笑)、「ウサギとカメ」も映画化したら、盛り上がらせるのに苦労するだろうなぁと思いながら見ていました。



【妻の予言が的中】

終盤、暴漢に襲われた主人公を、ゾンビが助けてくれます。
助けたっていうか、暴漢を食糧とみなしたゾンビが襲っただけ、という見解の方が正しいですが。
これをきっかけに、主人公とゾンビの間に心の交流が生まれ、主人公はゾンビを飼い慣らす(?)ことに成功。

映画の冒頭、妻が、「きっと、この映画、主人公とゾンビが恋人同士になる話だよ」と予言していましたが、その予言が的中(恋人同士と言って良いかは分かりませんが)し、こっちの方が衝撃でした。



【ラストはかなり蛇足感あり】

恋人同士(?)になったのもつかの間、ゾンビはゾンビなので、旅の途中で軍隊に見つかり攻撃されてしまい、ゾンビは、動けぬほどの瀕死の重傷を負ってしまいます。瀕死って既に死んではいますが。
動けなくなったゾンビを目の当たりにした主人公、そのまま置いていけず、かと言ってその場にとどまること出来ないことから、自らの手で、ゾンビの頭を岩で叩き潰し、ゾンビの最期を看取るのでした。

こう書くと、すごくヒューマンな感じですが、どっちかっていうと、グロさが先立ちます。
この映画、一個一個の動作が、グチャっと虫を潰したり、使用済み整理用ナプキンで、ゾンビを誘導したりといった感じで、グロさが際立つ作りになっていて、賛否が分かれる演出という感じがします。

ラストは、唐突に自分の子供を助け出しに行く展開になり、子供と共にゾンビの大群に包囲され、大群に突っ込む主人公・・・というところで、映画終了。
最後の「子供救出ミッション」は唐突な上に、最後も主人公がどうなったかはっきりしない終わり方で、かなり蛇足な印象でした。

ゾンビを使った「ウサギとカメ」ストーリー。その点、なかなか異色なゾンビ映画でした。

【洋画:ホラー】 ゾンビー 最凶ゾンビ蜂 襲来

【評価】★☆☆☆☆

zombee.jpg 
2015年/アメリカ
監督:ミルコ・デイヴィス
主演:ステイシー・ピーダーソン

ゾンビ映画の進化形(?)というか変形バージョンとして、昨今、人間以外の動物がゾンビ、もしくは、動物が媒介してゾンビウィルスをまき散らすというものが見受けられるようになりました。本作も、その変形バージョンのようなので、早速レンタル。

【ストーリー】
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突然、出現した巨大ハチの集団。
ハチたちは人間を襲撃、襲われた人間はなすすべもなく死に、そしてゾンビとしてよみがえるのだった。
ギャング3人組と保安官3人組は、偶然の成り行きから、巨大ハチの襲撃から逃れるため一緒に行動することになる。
ハチに襲われ次々に死んでしまうメンバー。
なんとか一軒家に逃げ込むも、家はハチの大群に囲まれ絶体絶命のピンチ。
家に残ったのは、女性保安官、ギャングの女性メンバー、一軒家にいた少女の3人のみ。
地震により、家に亀裂が入り、ハチたちがその隙間から侵入してこようとする。絶体絶命の状況に、3人は一心不乱に神に祈りをささげると、不思議なことにハチの集団は消え去ってしまう。喜ぶ3人だが、実は、ギャングの女性メンバーは、ハチの女王であり、彼女の指揮下で、ハチは猛威を振るい、数か月後、人類のほとんどは、ゾンビになってしまうのだった(完)。
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【潔いストーリー設定】

何の説明もなく、ハチの大群が人類を襲撃しているという設定からストーリーは始まります。
とりあえず、そういう設定なんだから、そうなんだという潔さが伝わり、好感すら持てます(本当か!?)。
主人公は、ギャング3人組と、保安官3人組のメンバーたち。
とりあえず、異色の組み合わせにより、ストーリーを膨らませていこうというアイディアと見た!



【ヒッチコック映画「鳥」のハチ版!?】

ハチの大群は、巨大なうえに凶暴なため、襲われると人間はひとたまりもなく死んでしまうことに。
さらに、ゾンビ映画なので、死んだ人間はゾンビになって甦る展開になっています。

ただし、ゾンビ化の部分はおまけみたいなもので、映画は、ハチの大群から逃げ惑うというだけの展開。
ヒッチコック映画「鳥」のハチ版とでもいいましょうか。ただし、ヒッチコック映画ほどのクオリティはないですが。

ただただ、ハチから逃げるだけの展開なので、かなり単調です。
時折、ハチたちは、主人公たちを逃がすためかのように、突如として姿を消し去りますしね。この辺のご都合主義も、映画としてはいただけないかなぁ・・・。



【色々と唐突です】

映画は、ギャングと保安官という組み合わせなので、そこから対立軸が生まれ、ハチから逃げるという共通目的があるにも関わらず、なかなか協力関係が生じません。
最後は、銃を手に取り、お互い撃ち合いをしかねない険悪な状況に。
その状況に終止符を打ったのが、逃げ込んだ一軒家にいた10歳の少女。

ギャングのリーダーと保安官が銃を構えて一触即発になったところで、一発の銃声が!そして、ギャングのリーダーが胸から血を流して崩れ落ちます。
・・・倒れたギャングの後ろには、銃を構えた少女の姿が。

びっくりしました。この映画で、唯一、びっくりしたのがこのシーンでしたよ。
少女がこんな行動を取りそうとか、なんの伏線もなく、唐突でしたからね。

残ったギャングの女性メンバーは、なぜか非常に寛容な心の持ち主で、少女の行動を批難することなく、受け入れてしまうのも、ちょっとびっくりでしたが。

最後は、生き残った3人が神に祈りをささげるとハチの集団が消え去るのも唐突な展開でしたが(もしかして、信仰心を賛美する宗教系の映画だったのか・・・と思ってしまいましたよ)、更に、その後のどんでん返しで、ギャングの女性メンバーが「ハチの女王」だったというオチ(読んでいる人は、何を言っているのか分かるまい。書いている自分もあまり理解できてませんから(笑))も、唐突で、何だか、色々唐突な映画なのでした。

【洋画:ホラー】 ゾンビ・サファリパーク

【評価】★★★★☆

zombi_safari.jpg 
2015年/イギリス、スペイン
監督:スティーブ・バーカー
主演:ダグレイ・スコット

久しぶりのゾンビもの。タイトルからすると、C級映画臭がしますが、どんな内容なんでしょうか。

【ストーリー】
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ゾンビの出現により、絶滅の危機に瀕した人類だが、ゾンビとの戦いを制し、平穏な社会を取り戻していた。世界からゾンビを一掃したが、ある島に、ゾンビハンティングを楽しむリゾート施設を建設していた。
主人公は、ゾンビとの戦いで生じた心の傷をいやすために、リゾートを訪れた。
しかし、リゾート施設に、ゾンビの人権擁護団体がハッキングを行い、施設の警備システムが崩壊、ゾンビが人類のコントロール下を離れて暴れ出したのだった。
軍隊は、空爆による鎮圧を決定、主人公は空爆が開始されるまでに、ゾンビの襲撃をかわし、島の脱出を目指すのだった。
島の脱出を目指す最中、難民をゾンビにしてハンティングの標的としていたというリゾートの暗部も明らかになる中、主人公は島の脱出に成功。そして、リゾートのおぞましい闇を告発するのだった(完)。
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【真面目なゾンビ映画】

ゾンビのハンティングを楽しむサファリパーク施設を舞台にした作品と聞いて、てっきり、お気楽お馬鹿ゾンビ映画、もしくは、かなり悪趣味なゾンビの殺戮だけを描いた作品かなと思っておりましたが、予想に反して、なかなか真面目なゾンビ映画でした。

真面目なゾンビ映画って、訳が分からない表現ですが(笑)。

要は、ゾンビから逃げるパニックムービーであるとともに、ゾンビと人間の関係にも考察を深める映画なのでした。



【定番のストーリー設定】

安全にゾンビ・ハンティングを行えるリゾート施設を訪れたら、警備システムがウィルスにより崩壊、ゾンビたちが施設のコントロールを離れて暴走しだすという展開。
さらに、ゾンビの暴走をしった政府は、空爆による鎮圧を決定。島にいる主人公は、空爆が開始されるというタイムリミットがある中、ゾンビたちの襲撃をかわし、島を脱出しなければならない、という展開になります。

展開は、あまたあるゾンビ映画の定番な展開ですが、場所が、元々は、ゾンビ・ハンティングを楽しむ場所なので、ゾンビが集められているという特殊なところというのが、特徴的と言えましょうか。



【衝撃の事実】

この施設、開業して10年を迎えているということで、映画を見始めた当初から、一つ疑問がありました。

ゾンビ・ハンティングを楽しむ場所ということは、10年もたったら、ゾンビが狩り尽くされていなくなっちゃうんじゃない・・・? というもの。
映画の中では、誰もその疑問を提示したり口にする人がいないので、そこは映画だから、その点については、目をつむってということかなと思っていたら、最後の最後に衝撃の真実明らかに。

このリゾート施設には隣接して、ゾンビ戦争で家族や職、住む場所を失った難民を受け入れる難民キャンプがあり、映画冒頭でも少し出てきたのですが、実は、難民をゾンビに変えて、リゾートでハンティングの標的とするゾンビにしていたのでした。

日本でも貧しい人達を使って金儲けをする貧困ビジネスという話はあり、一時、社会問題にもなりましたが、貧困・難民ビジネスの最たるものと言えましょう。
映画では、リゾート施設を経営する民間企業と難民保護を謳った人道団体が裏で手を組みこのようなことを行っていたという設定で、人間の裏の顔のおぞましさを痛感させる展開でした。

ゾンビも、元々は人間なのに、死んでゾンビになったら、ハンティングの標的にするとかって、死者への冒涜も甚だしい、なんていう話も出てきますが、難民をゾンビに変えていたという設定であると、死者への冒涜どころか、生きている人間への冒涜すら感じさせます。
最後の展開で、人間の無慈悲さを突きつけられる映画なのでした。



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kappa1973

Author:kappa1973
 
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★★★★☆:良い作品!
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