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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【邦画:SF】 テラフォーマーズ

【評価】★★★☆☆

terafomers_mov.jpg
2016 年/日本
監督:三池崇史
主演:伊藤英明

「テラフォーマーズ」が一時、話題になったときに、原作の漫画をその時、出ている最新刊まで一気読みした覚えがあります。単純なゴキブリ駆除の話ではなく、火星の権利を巡る各国間の駆け引きなど、原作は、なかなか複雑な展開を示していました。これ全部を2時間弱で映画化するのは難しそうですが、果たしてどんなふうにまとめたのでしょうか。

【ストーリー】
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火星移住を計画する人類は、火星にコケなどの下等植物と大量のゴキブリを投入することで、火星の環境を地球と同じような環境にしようというプロジェクトを開始した。
それから、500年。火星は地球環境にほぼ近づいたことから、大量繁殖したゴキブリを駆除し、火星への人類移住を進めることを決断する。
しかし、500年の間、ゴキブリは人類の予想を上回る進化を遂げ、二足歩行型の凶暴で俊敏な生物へと生まれ変わっていた。
駆除チームのメンバーは、進化型ゴキブリに対抗するため、昆虫のDNAを組み込まれ、驚異的な能力を付与され、火星に送り込まれる。
しかし、圧倒的な数と、予想を上回る強靱な能力を持つ進化型ゴキブリに駆除チームは苦戦、次々と命を落としていく。
そして、駆除チームは捨て駒として火星に派遣されたことを知った生き残りメンバーは、苦難の末、ゴキブリの大群を打ち破り、脱出ポットを使って、地球に戻るのだった(完)。
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【実は仮面ライダー?】

映画では、原作と比べ、だいぶ単純化され、火星において、ゴキブリショッカー軍団と、昆虫型変身ヒーローが戦うという、ヒーロー戦隊もの的作品だなぁと思いました。
主人公側が、昆虫の遺伝子を組み込まれているという当たり、これは、仮面ライダー(ご存じ、バッタの遺伝子が組み込まれた正義のヒーロー)みたいな話だと、はっと気づいたのでした。

そうやってこの映画を観てみると、なんだか、昔ながらに懐かしい作品でした。
仮面ライダーと違って、ショッカー軍団(ゴキブリ)は、凶暴なほど強いのですが。



【昆虫、マニアックすぎか】

本作の見所は、なんと言っても主人公側の能力の多様さでしょうか。
色々な種類の昆虫の能力が組み込まれているのですが、登場する昆虫のほとんどが、超マニアック。
敢えて、その選択肢ですかと、おそらく昆虫マニアにとっては垂涎ものなのでしょうが、素人からすると、「全然、分かんないぞ」と突っ込みが入ること必然(笑)。

なかには、オケラとかゲンゴロウの能力を組み込まれた人がおり、この人たちはあっさり、ゴキブリ軍団に殺されてしまうのですが、「なぜ彼らの能力に、オケラやゲンゴロウと言った、地中探索や水中探索能力しかもたない昆虫が選ばれたのかは謎である」という、ちびマル子ちゃんのナレーションのような突っ込みが入ったりして、「そんな突っ込みをいれられても」と苦笑してしまうお茶目なシーンもあったりします。



【ゴキブリ君にもう一踏ん張り!】

少々、物足りないかなぁと思ったのは、ゴキブリ集団、仮面ライダーのショッカー集団の数十倍強いものの、思ったほど、圧倒的強さがあるわけではなく、ずば抜けて強いボス的キャラもいないことから、ちょっと、敵としては中途半端だったかなという感じがしました。

最後も、カイコの能力により、鱗粉がばらまかれ、そこに火が付いて鱗粉爆発(?)が生じて、ゴキブリ集団一掃という、あっけない最後でしたしね。

うーん、ゴキブリ君たちに、もう少し見せ場があると良かったかなぁなんて思いました。



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【洋画:SF】 モンスターズ ー新種襲来

【評価】★★☆☆☆

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2014年/イギリス
監督:トム・グリーン
おいう主演:サム・キーリー


前作「モンスターズ -地球外生命体」は、地球外生命体の地球侵略という舞台なのに、ロードムービー的な作品になっているという、結構、面白い作りになっていましたが(ロードムービーのジャンルが合わなくて、個人的にはあまり楽しめなかったのですが)、その続編ということで、どんな趣向になっているのだろうと思いレンタル。

【ストーリー】
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前作では、メキシコを舞台に地球外生命体モンスターが跳梁跋扈していたが、その被害は拡大し、中東にまでモンスターが出現するようになる。
アメリカは、モンスター討伐のため軍を中東に派遣するが、作戦は荒っぽく、中東に住む市民も巻き添えにした作戦が実行される。
そんなアメリカの姿勢に反発を覚える中東の人々は、アメリカ軍に対抗する、反勢力ゲリラを結成し、アメリカ軍を攻撃。
中東に派遣された主人公は、反勢力ゲリラ討伐を任務として中東の地で戦っている。ある日、戦地で消息を絶った米軍兵士捜索のミッションを任され、救出隊に加わり出動するが、反勢力ゲリラの待ち伏せにあい捕虜となるなど危機に直面する。危機を乗り越え、行方不明の兵士の所在を確認するが、すでに戦死した後であった。
主人公は、救出するというミッションは果たせず、基地に戻るのだった(完)。
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【モンスターの位置づけが・・・】

前作は、地球外生命体が地球に侵略してきているという舞台設定の中で、ロードムービーという意表を突いた内容でしたが、今作は、兵士の葛藤を描く戦争映画になっていました。

そして、前作はモンスターの姿はほとんど出さず、その存在や驚異のみを間接的に表現するという、なかなか野心的な表現手法が取り入れられていましたが、今作は、モンスターは結構姿を見せるのですが、今度は、背景程度の位置づけにしかされていないという扱い。

前作と言い、今作と言い、モンスターの扱い、位置づけが意表をついていてなかなか面白い作品です。



【アメリカのテロ戦争?】

ストーリーは、消息不明になった仲間の部隊を救出に向かうという、もろ、戦争映画というか、アメリカ軍を映画いた内容です。
モンスターの姿がなければ、中東でテロ戦争を行うアメリカ軍を題材にした作品にしか見ません。
というか、おそらく、そういう意味合いを込めて作っている作品のようです。



【アメリカのテロ戦争への風刺】

そういうテーマが入れ込まれているためか、アメリカのテロ戦争の姿勢に対する批判的なメッセージが映画の中にあるようです。
その端的な部分が、アメリカ軍のモンスター討伐の姿勢。
モンスターを討伐するのに、無関係な住民に被害が出ることも致し方なしというのがアメリカ軍のスタンスとなっていて、実際、多くの市民に犠牲が出ています。

そのため、戦場となっている中東では、反アメリカ軍のゲリラ勢力が結成され、アメリカ軍の任務の一つに、モンスター討伐だけでなく、反米ゲリラ討伐もあるという設定で、主人公の任務は、モンスター退治ではなく、反米ゲリラ討伐となっています。



【ほぼ野生動物レベル?】

アメリカ軍、モンスター、反米ゲリラの三つ巴の戦いになるのですが、今作のモンスターは異様に弱いです。
数こそ多いのですが、アメリカ軍の空爆その他の武器で、簡単に一掃されるし、砂漠の地を走り回るものの、ほとんど襲ってくることはなく、単なる野生動物レベルにその脅威は低減してしまっている感じ。

結局、本作は、アメリカ軍と反米ゲリラの戦いが中心で、どことなく、よくある戦争映画に終わってしまったような感じでした。

なんか、モンスターの存在があまり活かされておらず、少々もったいない感じがしたのでした。


【洋画:SF】 レーザーチーム -俺たち史上最弱のエイリアン・バスターズ!

【評価】★★★☆☆

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2015年/アメリカ
監督:マット・ハラム
主演:バーニー・バーンズ


DVDの新作案内で、どうにもバカバカしいSFコメディの予告をやっていたので、ついついレンタルです。

【ストーリー】
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宇宙人から、他の宇宙人が攻め寄せてくるので、これを使って戦いなさいと、バトルスーツをプレゼントされた地球人。
バトルスーツは、ヘルメット、レーザー、シールド、ブーツの4つで1セットだったが、おバカ4人組が、誤ってヘルメット、レーザー、シールド、ブーツをそれぞれが別々に装備してしまったのだった。
更に悪いことに、一度装備したら外すことができず、4人は、それぞれ中途半端な装備で、攻めてくる宇宙人と戦うことになるのだった。
攻めてきた宇宙人も同じバトルスーツを身に着けており(しかし、当然、1セットきちんと一人で装着)、この宇宙人vsおバカ4人組が死闘を繰り広げることに。
しかし、4人の見事なチームプレイにより、宇宙人の戦士を撃破、地球は破滅から救われたのだった(完)。

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【想像力が欠如している宇宙人】


最強のバトルスーツ、バラバラに着用したらどうなるの?というお話。

バトルスーツは、ヘルメット、レーザー銃、シールド、ブートと4つのパーツからなり、それぞれが知能が向上、強力なレーザー銃を発射、強固なシールド波を発生、高速移動と、単体でも相当の威力を持つ装備です。

欠点は、一度装着したら外すことはできないという点。

宇宙人が作った装備だそうですが、いったいどういうつもりで作ったんでしょうか。

まぁ、缶詰が誕生してからかなり年数が経って、缶切りが発明されたなんていう人類の歴史もありますから、宇宙人も、そういった想像力の欠如というものがあって、こんな装備を生み出したのかもしれません。



【頭の悪い宇宙人】


さて、このバトルスーツの部品を4人がそれぞれ一個ずつ身に着け、この装備をフル装着した宇宙人と戦うという展開。
考えようによっては、同じ能力で、1対4なんだから、4人の方が断然有利じゃん、という理屈もなり立つかもしれません。

しかし、あくまで4人の合計値が1人の宇宙人と同じ力というだけなので、どちらかと言うと、各個撃破される危険性が高いと思われます。
特に、超高速で動けるブーツを身に着けているので、機動力でかく乱すれば、4人を引き離して、各個撃破もたやすそうですが、なぜか、宇宙人、バトルの時は、ほとんど移動せず、棒立ちで遠くから、レーザーを撃つという、なんとも消極的な戦法に終始していました。

なんか、宇宙人、とっても頭悪いんじゃない?


【ヘルメットを装着する危険性】


結局、足を止めての乱打戦という、4人にとってはいたって有利な戦況により、最終的に宇宙人を撃破し、人類の危機は救われます。

もうちょっと、戦いは頭をひねって、手に汗握る展開になると良かったかも。

それから、一つ気になることがありました。
バトルスーツ、装着したら外せなくなるのですが、特に、フルフェイス型のヘルメットを装着したら、物を食べたり水を飲んだりできなくなるよね・・・(映画の中でも、その点に対して突っ込みがあり)。
ほんと、どうするつもりでしょう・・・?

この謎にも回答を示して欲しかったぞ!

【洋画:SF】 ダークスカイズ

【評価】★★☆☆☆

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2013年/アメリカ
監督:スコット・スチュワート
主演:ケリー・ラッセル


DVDの予告を見ていて、妻が面白そうといったので借りた作品。
最近見ることが多い、悪霊系映画っぽいですが、実際には・・・・・?

【ストーリー】
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二人の息子を持つバレット夫妻。
ある日を境に、家の中で何者かが侵入した形跡や、家族全員の記憶が飛んだり、家に鳥の大群が衝突するなど不可解な出来事が発生するようになる。
不可思議な事態に不安を覚えた妻がインターネットで調べたところ、宇宙人による仕業ではないかと思うようになる。
夫は半信半疑だったが、事態がエスカレートするに至り、宇宙人関係の専門家に相談すると、バレット一家は宇宙人の実験のターゲットにされており、家族の誰かが連れ去られる危険があると忠告を受ける。
宇宙人の襲来に備えるバレット夫妻だが、結局、宇宙人によって長男を連れ去られてしまうのだった(完)。

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【映画の正体・・・宇宙人もの】


家の中に誰かが侵入した形跡があったり、家族がみな、一時的に記憶を失ったりなどなど、不可解な事態が連続します。
これは一体、何が原因で起こっているんだ・・・という感じで話は進みますが、結構初めの方で正体が薄々つかめてしまいました。

・・・やべっぇ。これ、お化けものじゃなくて、宇宙人ものだ(ガーン)。

我が家では、宇宙人ものは駄作と相場が決まっていると思っているので、宇宙人ものと判明した時の、特に妻の顔と言ったら・・・。
それこそ、宇宙人にマインドコントロールされたような、魂の抜けた顔になっていたのでした(笑)。



【宇宙人は陰湿】


不可解な出来事が宇宙人の仕業らしいと思った主人公夫妻は、その手の専門家(日本で言えば矢追純一さんと言ったあたり)に相談すると、この専門家、自分が宇宙人なんじゃないのと言いたいくらい、宇宙人の手口に精通していて、解説してくれるのでした。

なんでも、宇宙人は人体実験の対象とする人間を無作為で選び、ターゲットの人間を支配するため、まずは、相手を恐怖に陥れるのだそうです。

その方法が、夜中に忍び込んで、家の食器を使ってタワー状に積んでみたり、子供の体にたくさんの傷跡をつけて、親が児童虐待で疑われるようにしくんだりと、それは、もう、さまざまな嫌がらせをしてくれます。

宇宙人、ほんと性格悪いなぁ(笑)。いたずらの方法が、とっても陰湿です。



【大人版ホームアローン】


宇宙人の目的は、結局のところ、ターゲットとなったバレット一家の誰かを連れ去ること。
目的がそれなら、陰湿なイタズラはやめて、さっさと実行に移せ、と突っ込みたい。

宇宙人の目的をしったバレット夫妻は、家にバリケードを築き、番犬を雇い、強力な銃で武装し宇宙人を迎え撃つことにします。
大人版ホームアローンといった感じでしょうか。

しかし、ホームアローンと異なるのは、主人公が用意した仕掛けがことごとく不発。
あっさり、子供を連れ去られてしまうのでした。

ここはもうちょっと、ホームアローンほどでなくとも、主人公と宇宙人の攻防戦を見せて欲しかったところ。
こういうところで、映画の善し悪しが決まるというものです。



【宇宙人ワンパタ説】


そんなこんなで、主人公側はなすすべなく、宇宙人に子供を攫われてしまいます。
この映画を見ていて思いましたが、宇宙人って、たいてい人間を誘拐して人体実験を行おうとしますよね?

宇宙人って、意外とワンパターンな人種(?)なんですね。


【洋画:SF】 モンスターズ -地球外生命体-

【評価】★★☆☆☆


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2010年/イギリス
監督:ギャレス・エドワーズ
主演:ホイットニー・エイブル、スクート・マクネイリー


DVDの予告で、エイリアンに侵略された地球を、人類が決死の奪還をする・・・みたいな話だったと思い、なかなか面白そうではないかとレンタル。

【ストーリー】
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宇宙から、地球外生命体の種子を持ち帰ってしまったため、地球外生命体が繁殖し、汚染地域として封鎖されてしまったメキシコ。
地球外生命体が繁殖してはいるものの、メキシコには人々が変わらず多く住み続けている。
しかし、アメリカ軍とメキシコ軍は、地球外生命体を殲滅しようと、爆撃や軍隊による掃討作戦を続けているため、メキシコはさながら戦場のような様相を呈し、住民も巻き込まれ多くの犠牲が出ていた。
アメリカ人で富豪の娘サマンサは、仕事でメキシコにきたものの、地球外生命体が蹂躙するメキシコから脱出できなくなってしまっていた。
そこで、富豪の部下でカメラマンのコールダーが、サマンサのメキシコ脱出を助けるべく、サマンサとコールダーの二人による、メキシコ脱出行が開始される。
地球外生命体の蔓延る危険地帯をサマンサとコールダーの二人で旅するうちに、二人の間に心の交流が芽生え始めるが、サマンサには婚約者のいる身、コールダーはバツイチの独身と立場の違いから、踏み込んだ関係になれない。
ようやく、メキシコ国境線までたどり着き、アメリカ国内に入ることができた二人。
そこで、地球外生命体の神秘的な繁殖行動を目にする。
神秘的な情景により、二人の心のわだかまりが解け、素直な気持ちになり関係が深まる二人だったが、直後に、救助に来たアメリカ軍によって、二人は別々の地へと旅立つ。
しかし、救援に来たアメリカ軍と地球外生命体の間の戦闘に巻き込まれ、二人とも、消息不明となってしまう(完)。

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【エイリアン系映画には珍しいロード―ムービー作品】


地球を侵略してきた地球外生命体と人類の壮絶なバトルを描いたアクション作品かと思いきや、予想は外れ、アクション要素全くなしのロードムービー作品でした。

バツイチで、ダメンズ中年おやじと、心に寂しさを抱えるうら若き富豪令嬢の2人が、地球外生命体が跋扈する危険地帯メキシコを旅する(脱出を図る)という作品。
この地球外生命体、体長100m超えという、お前はゴジラか、と突っ込みたくなる超巨漢の上、ゴキブリ並に繁殖力が旺盛なものだから、それこそワサワサと存在すると言う設定。

しかし、映画では、地球外生命体の姿はほとんど現れず、エイリアン系映画としては、緊迫感が非常に低めに設定されており、主人公男女の心の機微を、地球外生命体が醸し出すそこはかとない危機感をダシに描くことが目的にされています。

製作予算130万円という低予算映画だそうで、低予算でエイリアン映画を描くにはどうすれば良いかと言うことを、よく考えて練られた設定のようです。



【微妙な二人の珍道中】


ロードムービーというのは、旅する主人公たちの心の機微を、旅で起こるささいな出来事を通じて描いていくというのが王道ですが、本作も、その王道に沿った内容となっています。

ただ、ささいな出来事が、地球外生命体絡み(しかも体長100m超)というのが、特殊過ぎますが。

本作で描かれるのは、ダメンズ中年おやじと富豪令嬢ですが、二人ともなかなか微妙な人たちです。
ダメンズ中年おやじは、富豪令嬢をなんとか口説こうとするのですが、「俺のホテルの部屋、エアコン壊れちゃってるから、今日は、一緒の部屋に泊めってもらっていい?」とか、絶対無理だろうという口説き方をしてます。
ホテルへの誘い方のベタな口上「もう少し、静かなところに行こうか」に相通ずる口説き文句(?)で、あぁ、ダメンズなんだなぁと思う反面、そういうセリフを恥じらいなく言える度胸が、ちょっとうらやましくもあったりして(笑)。

一方、富豪令嬢も、育ちが育ちな故か、結構、奔放なところがあって、山中、徒歩で移動中、ダメンズ中年オヤジに、「ちょっと待ってよ!どっかでオシッコしたいんだけど」と叫ぶシーンがあったりします。

まぁ、生理現象だから、緊急事態ってのは分かりますよ。
しかし、うら若き女性が中年オヤジに発すべき言葉ではないでござんす(笑)。

昔、職場の若い女性が、ひとり言(にしては大きな声で)、「あぁ、我慢できない。おしっこ行きたい!」と言ったのを聞いて、のけぞったことがありますが、女性のみなさん(特に若い方)、おしっことか、あまりはっきり言って欲しくないですな(苦笑)。



【アメリカのテロ政策の風刺】


そんなこんなで、危険地帯のメキシコを抜け、アメリカの国境地帯にたどり着くことができる二人。
メキシコを抜ける途中で、アメリカ政府による、地球外生命体の殲滅・封鎖作戦の様子なども描かれますが、これがまぁ、現在のトランプ政権を風刺しているかのような内容です。

この映画、2010年制作と、トランプ政権の成立のだいぶ前に作られていますので、トランプ政権を風刺しているわけではないにも関わらず、風刺しているかのように見えるのは、アメリカのマッチョな思想というのは、実はトランプ政権に限らずということなのかもしれません。

地球外生命体を汚染地域であるメキシコに封印するため、国境に巨大な壁を作っているなんていう話は、トランプ政権を彷彿とさせます。
映画では、地球外生命体を掃討するため、住民をも巻き込んだ無差別爆撃を行うといった内容だったので、どちらかというと、アメリカ政府が遂行していたテロ戦争を風刺した面があったのかもしれません。



【ラストは18禁お楽しみシーン?】


こんな感じで、アメリカのテロ政策などを風刺しているかななんて思える描写などもあったりしますが、全体的には、あまり危機感のないまったりムードで話が進んでいきます(なにせ、地球外生命体は、アメリカ軍の空爆によって怒りを刺激されて暴れているのであって、本来は、こちらが攻撃しなければ、向こうも攻撃してこない、なんて情報がでてきたりするくらいなので)。

そして、ラストで、メキシコとアメリカの国境に無事たどりつくことができます。

実は、あまりに物事が起こらな過ぎて、最後の最後でかなり眠くなってしまっていました。
ラストに、今まで正体を現さなかった地球外生命体(体長100m超)がようやく出現。

んー、敢えて、出現させなくても良かったかも。
姿は、木の根っこが巨大化したようなというか、タコのような触手がいっぱいの生物というか・・・まぁ、そんな感じ。

地球外生命体、こちらが攻撃をしかけなければ、向こうも攻撃をしかけてこないという情報のとおり、特に主人公達がピンチに陥るわけでもなく、ただ、なんとなくウロウロしている感じです。
そのため、眠さが最高潮に達し、はっと気づいたら、地球外生命体が立ち去る場面になっていました。

後で、ネットを調べたら、地球外生命体の交尾シーンが描かれていたらしいです。
あぁ、艶めかしい声とか出してくれてたら、眠気も吹っ飛び、交尾シーンにかぶりつきになったかもしれないのに(笑)。
うっかり、18禁(?)のもっともお楽しみとなるシーンを見逃してしまった!
(まだ、レンタルを返していないので、後で見返してみよう)。

まさか、ラストに、そんな衝撃・お楽しみ・18禁(?)シーンが出てくるとは思いもしませんでした(笑)。

とまぁ、こんな感じで、ロード―ムービー系が苦手な人には少々単調な作品ですが、ラストのラストでお楽しみシーンがあるので(笑)、がんばって、最後まで見るべし!


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プロフィール

kappa1973

Author:kappa1973
 
読んだ本と映画について、感想を書いていきたいと思います。
 
評価は5段階で・・・
★☆☆☆☆:焚書坑儒!
★★☆☆☆:時間の無駄
★★★☆☆:損はない
★★★★☆:良い作品!
★★★★★:殿堂入り!?

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