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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【漫画:異界物】外道の書(全1巻)

【評価】★★☆☆☆

gedou_book.jpg
著者:イダタツヒコ
出版:河出書房新社


ブックオフで散策していて見つけた漫画。
105円とお手頃価格だったので、まぁ、買って見るかと思い立って購入。
こういう、悪魔とか魔界とか出てくる話、嫌いじゃないです。

ストーリーはというと、12巻セットを全て揃えると、強大な力を手にすることができるという「外道の書」。
この「外道の書」を集める少年が引き起こす事件に巻き込まれる主人公・・・といった話。

これだけだと、ドラゴンボールの変形版か!?と突っ込まれるだけですが、「魔道の書」入手の設定が、なかなか斬新です。
「魔道の書」を手に入れるには、条件にあった人間(たぶん生年月日、身長、体重、血液型とかだと思います)に儀式を施す必要があるのですが、儀式を施された人間は、体中に文字が浮かび上がり、ついには、身体がばらばらになって「魔道の書」になってしまいます。

人間が、「魔道の書」になるシーン、かなり気色悪いというか、生理的に虫唾が走る場面です。
この場面は、一読の価値ありという気がします。

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<こんな感じで「魔道の書」に変わってしまいます>

体中にびっしり文字が書き込まれている姿って、見ているだけで身体がむずむずしてきます。
「耳なし法一」で、体中にお経を書き込んで、亡霊から逃れた(耳は取られちゃいましたが)という話がありますが、たぶん、体中に文字がかかれた人間なんて、気味が悪くて亡霊も近づきたくなかったんだなぁと、この漫画を読んで、亡霊の気持ちが理解できました。

ただ、惜しむらくは、この漫画、人間が「魔道の書」に変形するシーン以外は見所がない感じです。
話を1巻にまとめてしまったせいで、少年が「魔道の書」を手に入れる過程もほとんど描かれず、主人公と少年との戦いもあっさりと、かなり話が飛ばされすぎています。
普通の漫画だったら、「魔道の書」を12巻集める過程だけで、単行本20巻はいけそうです。

最後は、少年があっさり、12巻コンプリート達成してしまいますが、達成した少年はあっさりと死亡、代わりに12巻を手にした主人公が・・・という結末。

たぶん、連載漫画だったら、12巻を手にした主人公がこれからどうするかという展開で、あと単行本30巻はいけそうな気がします。

そういう意味で、単行本50巻レベルの話を1巻にまとめてしまったといった感じです。

なお、この漫画では、主人公を助ける「魔道の書第1巻出来損ない」が出てきますが、この出来損ない、手がびよーんと伸びて敵を叩きのめしたりします。
この戦い方は・・・そう、大人気漫画「ワンピース」の麦わらのルフィーの元祖といって良いでしょう。
もしくは、漫画「寄生獣」のミギーの元祖でもあります。
その意味でも、この漫画、これら漫画の生みの親と言っても良いでしょう!(冗談です、本気にしないように)。

rufi.jpg migi.jpg
<本作品は、「ワンピース」や「寄生獣」を生み出すきっかけとなった!?>

ちなみに、「魔道の書第1巻」が出来損ないになってしまった理由は、儀式の失敗にあります。
儀式には「処女の血」が必要になるのですが、儀式に使った12歳の少女、実は処女じゃなかったというショッキングな理由。
社会の乱れにショックです!


色々と見所のある漫画ではあるのですが、全1巻にまとめてしまったことにより、本当に残念な結果に終わってしまっています。
ぜひ、長編で作品を作り直してくれると、面白いものになりそうだなぁと思いますので、そうなることを期待します。

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【漫画】 B.B.フィッシュ (全9巻)

【評価】★☆☆☆☆

BBFISH.jpg
著者:きたがわ翔
出版:集英社


漫画は、完結までの冊数が多いので、経済的観点からなかなか手が出せないのですが、ブックオフを散策していると、「9巻完結 700円」というお手頃価格で、「B.B.フィッシュ」が売られているのが発見。
ビニールでくるまれているので、内容はまったく確認できないものの、「このタイトル、なんか聞いたことがある」という直感で、購入してみました。
まずは、ストーリーはこんな感じ。

=============================================
魚を自由自在に呼び寄せ、魚のように自在に泳ぐことができる特殊能力を持つ高校生、葉山潮が主人公。
葉山は、ある事故により特殊能力を持っていた記憶を失い、能力も使えなくなっていた。
そんな中、同級生の沙羅と出会い、失っていた能力が目覚めるとともに、事故の時の記憶や自分の出自について徐々に記憶を取り戻すようになってくる。
葉山は、能力を活かして、高校の水泳部に入って活躍したり、様々な体験を経て、ひょんなことから、沖縄で行われる素潜り大会に出場することになる。
素潜り大会で、葉山が、水深100mを到達したところで、輝くB.B.フィッシュ(ブルー・バタフライ・フィッシュ)達に出会う。
B.B.フィッシュ達に誘われ、海深くに連れて行かれる葉山。
そこで魚たちから、陸上が将来、自然災害で水没してしまうことになるので、特殊能力を持った人間を選んで、水棲人間として迎えいれており、葉山も水棲人間として選ばれたと伝えられる。
しかし、葉山は恋人の沙羅を地上に残したまま海の中で暮らせないと拒絶し、死んでしまう。
数年後、葉山の子供を産んだ沙羅。その子供も葉山と同じように、魚を自由自在に呼び寄せる特殊能力を持っていたのだった・・・(完)。
==============================================

買ってきたものの、なかなか手に取る時間がなく、妻が先に読んだので、その感想を聞いたところ・・・。
妻「中身がまったくないし、最後もわけがわからないし、エロシーンばっかりだし、なんなのこの漫画は!(怒)」
いや、そんなはずはない・・・とぱらぱらとめくってみると、なんか水泳に関する漫画っぽい。
たぶん、妻の感想は、以下の理由から生じた誤解に違いない!

(1)中身がない
妻は、スポーツに関心がないので、スポーツ漫画のスポーツシーンは読み飛ばすという恐るべき読書方法を行います。
以前も、「スラムダンク」や「タッチ」の試合シーンを全て読む飛ばして、「つまらなかった」という感想を述べた恐るべき過去を持っているので、おそらく、今回もその類なのでしょう。

(2)エロシーンばっか
この作品、「ヤングジャンプ」掲載作品なので、少年誌などに載る作品よりは、お色気シーンが多い可能性はあります。
青年誌に掲載されていた漫画ということで、多少、そういったシーンが多くなってしまったところがあるということなのでしょう。

(3)最後がわけわからない
多分、読み飛ばしたため、結末がよく理解できなかっただけでしょう。

とりあえず、妻の「駄作評価」については、反論の目途が立ったので、早速読んでみることにしました。

出だし・・・確かにエロシーンが多い気がするな。しかし、本筋の水泳話に入れば、そういったシーンは目立たなくなるでしょう。
「スラムダンク」も桜木花道がバスケ部に入部する前は、ヤンキー漫画みたいな展開だったし、B.B.フィッシュも序盤はそういうことなのでしょう。
ついに、葉山が水泳部に入部、特殊能力の目覚め方が中途半端なため、練習をしたり、特殊能力を全開させるための訓練をするなど、ちょっとスポーツ漫画らしくなってきました。
校内水泳大会に出場したものの、特殊能力が途中からしか発揮できず、タッチの差で水泳部のエースに負けてしまう・・・。
なるほど、ここから葉山がリベンジを図るために、いろいろ頑張るのだなと思いきや、その後は水泳部話は一切出てこず、少女漫画的よくわからん話→エロシーン→少女漫画的展開→・・・の繰り返し。

結局、水泳部話は、2巻中盤から3巻序盤くらいまでで終わってしまいました・・・。
それでも、頑張って読んでいたのですが、あまりにつまらなくて、読むのが苦痛になってきました。
そのため、途中からは激しい読み飛ばしにより、超速読状態に・・。
それを見ていた妻が、にやにや笑いながら、「すごい速読だねぇ。1冊1分ペースじゃない」と突っ込みを入れてきます。
すみません、完敗です。

最後の9巻目に入り、素潜り大会の話になります。
ようやく、少しは読める内容になってきました。
と言っても、今までと較べればといったレベルですが・・。
そして、クライマックス・・・葉山があのような特殊能力を持っているのは、あなたが「水棲人間」だからなのよ・・・って、一体どうしたら、そんなオチを持ってこれるんだ、と脱力してしまいました。

なんか、こんな話、他でも聞いた気がするな・・・。

映画「アンブレイカブル」で、主人公がどんな事故にあっても傷一つ負わないのは、あなたが「ヒーロー」だから、というオチで、がっかりしたことがありますが、その時のがっかり感を思い出してしまいました(苦笑)。

うーん、この漫画、作者がエロシーンを描きたいがために、とってつけたストーリーで作った作品としか思えませんでした。

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プロフィール

kappa1973

Author:kappa1973
 
読んだ本と映画について、感想を書いていきたいと思います。
 
評価は5段階で・・・
★☆☆☆☆:焚書坑儒!
★★☆☆☆:時間の無駄
★★★☆☆:損はない
★★★★☆:良い作品!
★★★★★:殿堂入り!?

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