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読書と映画

読んだ本、見た映画について感想を書いています。
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【洋画:ファンタジー】 コナン・ザ・バーバリアン

【評価】★★★★☆

konan_babarian.jpg
2012 年/アメリカ
監督:マーカス・ニスペル
主演:ジェイソン・モモア

ソードアクション風な映画があるとつい観てしまいがちなところが、妻をして「厨二病」と言わしめるゆえんかもしれません。その血が騒いで、思わず借りてしまいました。

【ストーリー】
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強力な魔力を持つ仮面がこの世界には存在していたが、その力を恐れた各部族は、仮面を破壊し、それぞれの破片を隠し持つことにしたのだった。
仮面を破壊してから何百年の時が流れたが、その仮面を手中に収めようとする男が現れる。
その男は、次々と各部族を制圧し、仮面の破片を手に入れるのだった。
コナンの部族も、その男の軍隊に襲われ、一族は滅亡、子供だったコナンは流浪の日々を送る。
そして、20年後、青年となったコナンは、父の敵でもあるその男を倒すため、その男が住む闇の森に足を踏み入れる。で、意外と、あっさり男を倒し、復讐を果たすのだった(完)。
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【ストーリーは、・・・あまりない】

ストーリーは、しごく単純で、父親を殺され一族を皆殺しにされた戦士コナンが、父親を殺した男を倒すべく、復讐の戦いを行う、というもの。
簡単なストーリーを前述で書こうとしましたが、意外と内容がなかったなぁということに、書いている途中で気づきました(笑)。

だけど、単純明快で面白かったです。



【魔法の仮面を手に入れる目的が・・・】

主人公の仇となる男は、強大な魔力を秘めた仮面を手に入れるべく、次々と戦争を仕掛けていくのですが、仮面を手に入れる目的が、「死んだ妻を蘇らせるため」。
なかなか凶悪な顔(失礼!)の割に、目的が純情で、ちょっと笑ってしまいました。

一応、死んだ妻は魔女で、彼女を蘇らせれば、その魔力を使って世界を支配できると男は妄想している訳ですが、客観的に観ると、ちょっと難しいのではと思います。
そもそも、妻は、戦いに敗れて火あぶりに処せられていますから、死ぬ前の時から、超強力な魔女という感じでもなかったしなぁ・・・と、いろいろ突っ込みどころありありの設定ですが、主人公と敵役だけに焦点を絞ってみると、単純明快でわかりやすくて良かったです。



【二人とも意外ともろいのが新鮮】

主人公のコナンは、子供の頃から敵を一人で10人くらいをまとめ撃ちするくらい強いのですが、本番の敵役との戦いでは、思ったより強さを発揮しなかったり、一方、敵役の方も、強いように見えて、案外あっさりと負けてしまったりと、両者とも、意外なもろさがあるのも、新鮮というかリアルというか。

どっちかが、チートレベルに強すぎないというのも、割とバランスのとれた設定だったかなぁと言う気がします。

何度も繰り返して恐縮ですが、あまり考えなくても観てられるストーリーが魅力の作品でした(一応、褒めているつもり)。

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【インド映画:歴史ファンタジー】 バーフバリ2 -王の凱旋

【評価】★★★★☆

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2017年/インド
監督:S・S・ラージャマウリ
主演:プラバース

インドの歴史ファンタジー作品「バーフバリ」の続編。「バーフバリ」が完全に、次回に続くという、途中までの内容だったので続編を楽しみに待っていましたが、レンタルDVD屋に並んでいるのを発見、早速レンタル。

【ストーリー】
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バーフバリからの続き。
蛮族を打ち破り、王国の危機を救ったバーフバリは、次期王位継承者として指名される。
しかし、王妃を巡る問題で、国母と対立してしまったバーフバリは、王位継承者の地位をはく奪され、兄が王位を継承することになる。
王位継承者の地位をはく奪されたとはいえ、民衆からの人気は高く、王位の座に不安を抱いた兄は、バーフバリを宮廷から追放し、ついにはバーフバリを暗殺してしまう。
真相をしった国母は、バーフバリの幼子を王位継承者に指名しなおすが、兄は、国母を殺し、王国を簒奪するのだった。
その話を聞いた、青年となったバーフバリ2世は、王国を奪還すべく、兵を挙げるのだった。
バーフバリの再来として民衆の支持を受けたバーフバリ2世は、王宮に攻め寄せ、王位を簒奪して現国王と対決。現国王を倒し、王国を奪還するのだった(完)。
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【インド版ヘラクレス】

インドの王位継承をめぐる王国の物語。
主人公がめちゃくちゃ強靭で、ギリシャ神話に出てくるヘラクレスを彷彿とさせます。

ストーリーに類似性があるわけではないですが、ヒーロー性、戦士としての能力などがどことなく、ヘラクレスといった感じで、インド版ヘラクレスといった雰囲気を感じさせます。



【火牛の計!】

物語の主人公は、暴君を倒し奪われた王位を回復しようとするバーフバリ2世ではありますが、実際は、バーフバリの父、バーフバリ1世が物語の中心。
1作目も、バーフバリ1世の事績が中心に描かれ、2作目である今作も、3分の2くらいは、バーフバリ1世の物語が描かれています。

バーフバリ1世の物語が、なかなか面白いので、主人公がどうとか、まぁ、関係ないですけどね。

今作では、バーフバリ1世が嫁探しの旅に出て、ある小国で盗賊退治をするという展開。
バーフバリ1世、超肉体派ですが、戦いは、知恵を使って行うことが多いので、見ごたえがあります。
嫁探しの旅では、押し寄せる賊を、火牛の計にて撃退。
本家の火牛の計は、尻尾に松明を付けて、牛を暴走させるという策ですが、本作では、角に松明を付けるというアレンジになっていましたが、ビジュアル的には美しく、楽しめる展開でした。



【「少年ジャンプ」的な内容?】

後半は、本来の主人公である、バーフバリ2世が、王座を奪還すべく、宮城に攻め寄せるという展開。
堅固な宮城に攻めあぐねるバーフバリ2世に対し、「父と同じよう、頭を使うのだ!」と叱咤され、考えついた作戦が、木をしならせ、その反動で、兵士たちを、城壁を超えさせて城の中に突入する作戦。

・・・死ぬだろ(笑)。
頭を使った作戦というよりは、頑強な肉体を前提とした、体力任せの作戦のような気がする。
まぁ、面白いから良いですけどね。

この無茶な作戦が功を奏して、城への突入に成功したバーフバリ2世は、最後は、現国王と一騎打ちを制し、ついに王座を奪還。

現国王も、相当のつわもので、現国王とバーフバリ2世の戦いは、ギリシャ神話の英雄同士の戦いにも匹敵。

ほぼ不死身としか思えないキャラクター同士が、現実離れした作戦を駆使しつつ戦う構図は・・・「少年ジャンプ」系の漫画に近いものがあるかも。
頭では、「ありえない」、「そんなバカな」とは思いつつも、ついつい楽しんでしまいますね。

ということで、「少年ジャンプ」なんかに慣れ親しんだ人には、意外と楽しめる作品かなと思います。




【洋画:SF】 センター・オブ・ジ・アース2

【評価】★★★☆☆

center_of_earth2.jpg 
2012年/アメリカ
監督:ブラッド・ペイトン
主演:ドウェイン・ジョンソン、ジョシュ・ハッチャーソン

先日、テレビでちらっとは見たのですが、ちゃんと見ていなかったので、1作目と併せてレンタル。

【ストーリー】
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1作目から数年後。謎の電波をキャッチした主人公ショーンは、アトランティス大陸を探しに行ったきり、行方不明となった祖父からの通信であることを解読。電波の情報に従って、祖父探しの旅に出かける。
ヘリコプターをチャーターし、嵐の中心にあると思われる謎の島に突入、不時着する。
そこには、ショーンの祖父が元気に過ごしていた。
また、この島には不可思議な生物がたくさんおり、生物の楽園であった。
新たな発見を喜ぶショーンであったが、この島は、70年周期で海底に浮き沈みしており、ショーンが到着して、数日後には島が海底に沈む運命であった。
周辺を嵐に囲まれ脱出困難な状況だが、この島にかつて到達したモネ船長が、島に隠した潜水艦を探し出して脱出することにする。
数々の困難を乗り越え、潜水艦を探し出し、無事、島の脱出に成功するのだった(完)。
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【家族のきずなもテーマの一つ】

本作も、1作目と同様、ジュール・ベルヌのSF小説の世界観を題材にしています。
今回は、アトランティス大陸(の一部?)の探索がテーマ。

思春期の主人公ショーンを中心に、元海軍のマッチョな義父、お笑い&ヒロイン担当のツアーガイド親子、冒険家の祖父といった多彩な取り合わせで、物語は進行。
血縁関係のない、ショーンと義父が、冒険を通じ家族のきずなを築いていくというサブテーマはありますが、あくまで、アドベンチャー娯楽色が強いため、家族のきずなというテーマは、おまけという感じ。



【あべこべの世界】

設定が、ジュール・ベルヌの古典SFであるだけに、舞台となるアトランティス大陸の設定も、なかなか荒唐無稽な感じがあり、発見した島は、小さな生き物は巨大化し、大きな生き物は縮小化しているという設定。

縮小化しているのは、象が小型犬くらいの大きさになっているくらいで、後は、トカゲやハチ、鳥がみんな巨大化していて、あらまぁ、大変という状況。

トカゲは巨大化すると、単なる恐竜ですな・・・。



【島が沈んだら生き物は?】

展開や設定に、色々と疑問符が付くところもあり、この点を、許容しながら見るのが、1作目と同様、本作の楽しみ方でしょう。
巨大化したハチに乗って、移動するという展開も、「ハチに乗るのはいいけど、どうやって思い通り、操縦するんだ?」という疑問も湧きますが、細かいことは気にしない!

また、発見した島は、70年周期で、海の底に沈んだり、浮上したりを繰り返しているわけですが、海に沈んでしまったら、島の生物は全滅するのでは・・・? とすると、この島に、なぜ生物がいるのかという、当然の疑問も湧いたりします。

ちなみに、この疑問については、DVDの未公開映像を見ると、製作者サイドも検討していた様子が伺われます。

未公開映像では、島の生物について話すシーンがあり、「この島の生物は、両生類でエラ呼吸できるから、島が海に沈んでも生きていられる」ということが述べられています。

さすがに、無茶な設定だ(笑)。
製作者サイドも、無茶過ぎると気づいたようで、映画にはその場面は使われず、お蔵入りしたようです。

もともと、作り話なのだから、細かい設定は気にしないというのが、大人の楽しみ方です。

【洋画:SF】 センター・オブ・ジ・アース

【評価】★★★★☆

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2008年/アメリカ
監督:エリック・ブレヴィグ
主演: ブレンダン・フレイザー

以前、テレビで「センター・オブ・ジ・アース2」をやっていたので、1作目も久しぶりに見たいよね、ということで、1作目をレンタル。

【ストーリー】
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地質学者の主人公は、数年前に消息を絶った兄の行方を追っていた。
兄は、ジュールベルヌの小説に書かれた世界の存在を確かめようとしており、その証拠を掴んだのち、行方不明になったのだった。
主人公は、兄の調査結果を調べる中で、兄が調査に向かった場所を確定、兄の息子で甥っ子と共に、その場所に出かけるのだった。
そこで、ツアーガイドを雇い、3人で現場に向かうが、不慮の事故により、3人は、洞窟に転落してしまう。
洞窟から脱出しようと試みる3人だが、更に地下深くに転落、「センター・オブ・ジ・アース」に到達する。
そこには、古代の生物が生息する、楽園であったが、その地にたどり着いた兄の墓と日記も発見する。
地上に脱出するには、地上まで吹き上げる間欠泉に乗って行くしかないと判断した3人は、間欠泉のある場所まで到達、間欠泉に乗って、無事、地上に生還するのだった(完)。
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【ジュール・ベルヌの小説が題材】

ジュール・ベルヌの小説「地底世界」が実在するとしたらという設定のもと作られた作品。
ベルヌの小説は、「海底二万里」を子供の頃、流し読みしたくらいの記憶しかないので、知識も思いれもないわけですが、古典名作のSFを題材にするという試みは、面白いところ。

ただ、あくまでSFで、一昔前の作品なので、展開や理論が少々、荒唐無稽にならざる得ないのは、仕方ない点で、この辺りは、目をつむって楽しむのが大人のたしなみです。



【冒険映画王道の展開】

ジュール・ベルヌが書いた「地底世界」の存在を確かめるため消息を絶った兄を追って、探検に出る主人公と13歳の少年(と2人に巻き込まれたツアーガイド)。

冒頭、廃坑となった炭鉱に閉じ込められ、脱出しようとトロッコを使うシーンなんかは、「冒険ものの映画では必ずトロッコが使われる」という、冒険映画あるある(私が勝手に作ったあるあるですが)を踏襲し、冒険映画のセオリーや定番がてんこ盛りの作品ですが、ある種の王道を行っており、それが無心に楽しめる作品展開となっています。



【フィジカルとメンタル力の半端なさ】

主人公たちは、高所から転落したり、地底世界に棲む恐竜に吹き飛ばされたりしても、怪我一つなくピンピンしている辺りは、「お前はマリオかっ!」というくらいの不死身さを感じさせますが(笑)、これくらい不死身じゃないと、地底世界の探検はできないですな。

地底世界に到達した主人公たちは、古代生物たちが息づくその世界の美しさに心を奪われ、地底世界に到達できた奇跡を喜びます。
普通だと、地上に戻る困難さを思い、それどころではなさそうですが、そういった心配をせず、今、その瞬間を喜べる精神力というかメンタル力が、半端ないなぁと思うわけで、冒険家には、そういったメンタル力の強さが必要なのかも。

ラストは、地上に吹き上げる間欠泉を利用して、地上に戻りますが、吹き上げる想定距離-数千キロ。
富士急ハイランドのフジヤマすら、再び乗りたいとは思わない私としては、数千キロの間欠泉とか、もはや想像に絶しますが、これを「サイコー」とか思える精神力は、さすがは冒険家(笑)

主人公たちの不死身なフィジカル(肉体)と、鋼の如き強靭なメンタル(精神)を前提に、少々(かなり)荒唐無稽な冒険を楽しむというのが、本作の醍醐味です。

【中国映画:歴史ファンタジー】 グレートウォール

【評価】★★★★★

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2016年/中国、アメリカ
監督:チャン・イーモウ
主演:マット・デイモン

中国の万里の長城に、60年に1度押し寄せる、饕餮(とうてつ)の群れを撃退するという、歴史ファンタジー的な作品。なかなか、面白そうな作品です。

【ストーリー】
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主人公は、ヨーロッパから、黒色火薬を求め、中国国境までたどり着く。
主人公がたどり着いた時期は、60年に一度、饕餮(とうてつ:妖獣)の群れが押し寄せる時期で、万里の長城で迎え撃つべく、中国の国境部隊が準備をしているところであった。
主人公は、その武勇を見込まれ、饕餮撃退に参加する。
激しい攻防戦の末、饕餮の襲撃を押し返していたが、饕餮は人間の裏をかき、長城に密かにトンネルを掘り、皇帝のいる首都まで進撃していたのだった。
饕餮によって、国を滅ぼされる前に、主人公たちは、饕餮の群れを追って首都で最終決戦に臨む。そこで、饕餮の女王を討ち取り、饕餮の襲撃から辛くも国を救うのだった(完)。
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【まさかの饕餮(とうてつ)の登場】

時代は中国・宋の頃なので、西暦で言うと、1000年~1200年頃なのだと思います。
宋軍と、妖獣・饕餮(とうてつ)の戦いを描くという、思い切った設定が、いかした作品です。

饕餮(とうてつ)と言うと、小野不由美さんの「十二国記シリーズ」に出てきたので、おぉ、あの妖獣かぁと思いつつ見ましたが、本作の饕餮は、東洋(中国)の妖怪としては、だいぶ趣の違う印象。
どっちかというと、エイリアン系の造作で、本映画、中国とアメリカの合作ということなので、アメリカっぽい部分も入っている印象。



【ピクミン登場!】

饕餮(とうてつ)の群れを迎え撃つ宋軍。
かなり、凝った軍制を敷いています。
歩兵部隊は、赤備えの鎧。弓部隊は、黄色備えの鎧。女性だけで選抜された青備えの鎧、と3色に分かれています。

その様子を見て、妻が一言。「ピクミンみたい・・・」

あぁ、確かに至言だ(笑)。
各色で統一された兵士たちが、饕餮(とうてつ)に喰われてしまうのもピクミンを彷彿とさせるのでした。
そう思ってみると、宋軍、勇壮というよりは、愛らしさすら感じてしまうのでした。



【エンターテイメント重視】

宋軍と饕餮(とうてつ)の攻防戦は、饕餮(とうてつ)は妖獣とは言え、知恵が回るので、その攻防戦は知略を尽くしてという感があって面白い展開でした。
宋軍の防衛用の兵器も、投石器を始め、進撃の巨人に出てきそうな兵器にと、おそらく色々なものを参考にして、エンターテイメント重視の設定だったので、飽きずに楽しめたのでした。

史実とは違う、みたいな細かいことを気にせず、面白さ重視で映画を作る姿勢は、中国映画はハリウッド的なところがあって、非常に良いんじゃないかなと思います。

ラストでは、ついには、気球まで登場して、何でもありな展開というか、面白ければなんでもやっちゃうという潔さが見えて、これまた良かった点でした。

なお、饕餮(とうてつ)の群れを倒す方法は、饕餮(とうてつ)の女王さえ仕留めれば、他の饕餮(とつてつ)は活動を停止してしまうというもので、この設定は、「エンダーのゲーム」を思い起こさせました。

その他、最近、「ゼルダの伝説」をちょっとやっているので、主人公の弓術の技など、どことなく「ゼルダの伝説」のリンクを思い起こさせたりと、小説、映画、ゲーム、ありとあらゆる面白要素を生まくアイディアに取り込んで作った作品という感じでした。


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プロフィール

kappa1973

Author:kappa1973
 
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★★★★☆:良い作品!
★★★★★:殿堂入り!?

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